CLOUDNAUT-雲の旅人-

台風の雲が通り抜けるギリギリの所でしたが、太陽はしっかり顔を見せてくれました。
黒くぼんやりした所は黒点で、黒くはっきりした大きな点が金星です。
全体に薄く雲が掛かっています。雲が無い時よりこちらの方が雰囲気があると思います。撮影は10:50。金星がだいたい一番中心近くを通っている時です。

CLOUDNAUT-雲の旅人-

望遠鏡に太陽を導入し、それを平らな板に投影する方法で観測。
平らな板は太陽投影板と言い、望遠鏡の付属パーツとしても売ってますがなかなかに高いので、物入れの
白いフタで代用。いつの間にか色々と天文ガジェットが増えてしまっているので今回はセーブし、減光フィルターも購入は見送りました。
でも安上がりで一番太陽が大きく見える方法でもあります。そして周りの人と一緒に見る事も出来ますし。
ただ、カメラで写す時は黒地の方が映えるという事に撮ってから気付きました。
いや、なにせ前回は・・(ry

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太陽を直接撮ったのは初めてでした。
諦めなくて良かった。これで105年長生きしなくてもいいです。


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軽井沢ミーティング2012 20周年記念ミーティング開催

ついに晴れました!
見て下さい、この晴天を。
中央のテントには、ちょっと小さくて見えないと思いますがロードスター初代の開発主査、平井さんと2代目、3代目の主査の貴島さんがいらっしゃいます。
貴島さんはよく来られますが、平井さんには初めてお目にかかりました。貴島さんは割とメディアにも出ているので有名ですが、平井さんは最近の方はあまりご存じ無いようでした。でも、この方が居なければロードスターは生まれなかったんですよ!知って下さい!もちろん、サインはゲットしてきましたよ。

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会場は開場8:40でしたが、ほぼ定刻に入ったにも関わらず、既にロードスター(と人)でごった返していました。
数年ぶりの好天に、フリマを準備する人も心なしか多かったような気がします。
しかしいい天気。こんなに良い天気は5回目にして始めてでした。
前日は北軽井沢に宿泊しましたが、浅間山と樹海が綺麗に見えました。


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同色部隊。軽井沢ミーティングの名物です。全国から集まるから出来る光景です。
他にも、黄色や緑、初期型の青などが部隊を組んでいました。このフォトは皆初期型ですが、型は関係なく集まります。
同色で集まっても、全く同じ仕様は1台も無いというのが面白いです。
今回は、1122台集まったみたいです。ちなみに前年は980台位でした。もちろん、新記録です。
そしてこの中全部、全く同じ仕様というのは、やはりほとんど無いんです。
走るもよし、飾るもよし、いじるもよし、イタくしてもよし、お買い物仕様もよし、ノーマルを究極に維持するもよし。走るステージだって、サーキット、ワインディング、峠、街乗り、どこだってOK。どこだって楽しい。
オーナーのこだわりの分だけ、ロードスターは存在します。

CLOUDNAUT-雲の旅人-

終わり頃、徐々に雲が出てきました。
当たり前ですが、全て同じロードスター。
こだわるオーナーも凄いですが、それは色々な楽しみ方が出来るクルマだということ。そういうクルマを作った方々は本当に素晴らしいと思います。
ロードスターは23年目を迎え、軽井沢ミーティングも20周年でした。
それでもなお、この盛況ぶり。

大量生産の工業製品でありながら、個人視点を考え作られたからこそ、愛されているのでしょう。モノを作っているのは人なんだということを改めて感じました。人の心がモノを通して伝わった、成功例なのではないでしょうか。

最高の20周年記念ミーティングでした。


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金環日食、真っ最中の焼津の東の空です。どうですか、この無念さ全開の一枚は。
・・・はい、惨敗でした。

科学館の屋上スペースで、金環日食観測の補助員を勤めてきました。
この施設は建物が高く、海岸沿いにあるため屋上の見晴らしは抜群です。
しかも海は東側にあり、遮る物はなく、焼津は金環日食のほぼ中心線を通っているという条件の素晴らしさ。今回の
金環日食にとって、晴れたら最高のロケーションのハズだったのですが。

6時頃、一雨来て、その後はウソの様に青空が広がりました。
西からぐんぐん晴れ間が広がり、一時は欠けている様子がハッキリ確認出来ました。
しかし、東からの厚い雲がなかなかどいてくれませんでした。
何度も切れそうになりながらも、結局そこだけは雲が切れることは無く、金環日食が終わっても太陽をぼんやり見ることすら出来ませんでした。

日本の各地では結構見えたようですね。どうやら家から北に15分ほど行った高原では見れたようでした。雲のある場所にわざわざ行ってきたようなもの・・・。とても悔しいというか、ガッカリでした。
勿論、観測補助員という経験はなかなか出来ないので、それはそれで良かったのですが、何せ太陽が出ないと仕事にもなりませんから。

それでも、全体的に空が暗くなり、水平線が若干黄金色に染まったり、眼下を鳥達が飛びまわったりと、太陽が見えないから太陽以外の変化は良く見ることが出来ました。それに、日食真っ最中に周りの景色を撮ることが出来たのも、厚い雲のお陰と言えなくもないですか。

思ったように見えないのも、一つの経験ということで。
残念ではありますが、今回は・・・そういうことにしておきます。