川崎の生田緑地には、日本民家園があります。
日本の津々浦々の古民家を集めて展示しています。
今まで何度も生田緑地を訪れているのに、実はまだ行った事がなかったのです。
行ってみると、どうして今まで行かなかったのか・・・と思えるほど、充実した
場所でした。

こちらは、古民家、というジャンルからするとまだ新しいですね。
明治後期の旧原家住宅。
なんと完成に22年を要したのだそうです。


11時のガイドツアーに参加しました。
30分ほどでしたが、とても良かったです。
古民家の事を何も知らなくても、昔の人がどういう工夫をしたのか、時代背景も織り交ぜながら
教えて下さいました。


天井の梁がアートの様です。
当時からすれば、真っすぐな木が手に入りにくくこうなったのでしょうけど、
今の時代から見ればむしろ貴重ですね。
デザイナーハウスでも、こんな設計はできないでしょう。


さて、今日ここに来たのは、旧原家の内部を古民家カフェとしてオープンしていたからです。
2ヶ月限定、土日限定の今年から始まったばかりの企画なのです。
古民家のことは詳しく分からないけど、雰囲気が大好きな自分にとって願ってもない
企画でした。


こだわりのコーヒーを頂きながら外を眺めました。
どうですか、まさに山村の風情。
ここが川崎だとは思えないでしょう。
最高に癒されました。


最良の保存状態を残す古民家たち、豊かな自然環境・・・。
生田緑地の底知れない魅力に圧倒されました。



新しい季節。
桜は散り、やわらかな祝福の時は過ぎました。

スタートの合図もなく、いつのまにか走り始めている私たち。

夢や希望は、叶ったと思う、
そこからが、本当の始まりのようです。


種まきから収穫までは、時差がある。

種をまいている時は、大変だ。
その瞬間は、実りもない。


頑張っている時は、辛い事が多い。
それは仕方ない事であり、当たり前のことなんですね。
とはいえ、そう簡単に割り切れないのも確かなのですが・・・。


人生のよい収穫のために、今すべきことを。


水銀灯の明かりを受け、いよいよ咲き誇る桜。

一年のうち、たった数日。
この日ばかりは、月も木星も脇役なのです。