満月の夜、田貫湖に行きました。
昼間は風が強かったのですが、夜半には無風になっていました。地面は月に照らされ白く輝き、風の音もなく、時折水鳥の鳴く声しか聞こえない、なんとも静謐な夜でした。
2月も半ばを過ぎ、日付が変わる頃の夜空には春の星座が昇って来ています。
富士山頂の上でとりわけ明るいオレンジの軌跡を残すのは、うしかい座の1等星アルクトゥールスです。そこから南(右)へ視線を移動するとわずかに低い所に青白い軌跡、これがおとめ座の1等星スピカです。天頂近くにある北斗七星を見つけたら、柄の部分のカーブをそのまま延ばしていけばちょうどこの2つの星に行きあたります。
これが『春の大曲線』と呼んで星探しの目安となります。この2つの星が高くなってくると、いよいよ夜空も春の準備万端といった風情となるのです。
スピカの後に続いて富士の南麓より昇って来た黄色い軌跡は土星です。
西には冬のダイヤモンド達と木星が、東には春の大曲線と土星が見える束の間の贅沢。極寒の日が続きますが、夜空では密かに季節のバトンが渡されています。
今年は大きな彗星が2つやって来ます。しかも、日本で見ることが出来る条件。
1つはパンスターズ彗星で、これは3月10日以降に夕方、日が沈んですぐ(日の入り30分後で高度10°程度)。高度が低いので、西の空が開けた所を見つけておきたい所です。ただ、思ったより明るくならない様な感じになってきています。当初はマイナス等級とも言われていましたが、今では3等級とも言われています。彗星の明るさは恒星よりも暗く感じるので、日没直後の西の空では余計、肉眼では絶望的という事になります。
それでも、双眼鏡以上なら見えるのではないかと思います。この彗星の軌道はもう地球近傍に帰ってこないので、出来ればお別れ前に観測しておきたい所です。
もう1つは年末に、アイソン彗星がやってきます。この彗星はパンスターズ彗星よりもかなり明るくなり、大きな尾も期待されています。今のところ順調に光度が増しているようですが、いつどうなるかは来てみないと分かりませんから、過度に期待せずに待ちましょう。
15日にロシアに落下した隕石は直径17mと結構大きかった様ですね。爆発のエネルギーは広島型原爆の30倍という計算ですから、恐ろしいものです。確かに、隕石の落下で1000人以上が被害を受けたというのは初めて聞きました。しかし、やはり地上では国土の広いロシアに落ちる率が高い、というか確率は正直というか。
16日の小惑星の通過も、サプライズな現象でしたが、この事を知っていた上で前日の隕石落下があった訳なので、この偶然は何なのかと思いました。
去年は天文ゴールデンイヤーと言われ盛り上がって、今年はどうなるのかと思いましたが、いやいや、なかなか話題性、ありますね。
1つはパンスターズ彗星で、これは3月10日以降に夕方、日が沈んですぐ(日の入り30分後で高度10°程度)。高度が低いので、西の空が開けた所を見つけておきたい所です。ただ、思ったより明るくならない様な感じになってきています。当初はマイナス等級とも言われていましたが、今では3等級とも言われています。彗星の明るさは恒星よりも暗く感じるので、日没直後の西の空では余計、肉眼では絶望的という事になります。
それでも、双眼鏡以上なら見えるのではないかと思います。この彗星の軌道はもう地球近傍に帰ってこないので、出来ればお別れ前に観測しておきたい所です。
もう1つは年末に、アイソン彗星がやってきます。この彗星はパンスターズ彗星よりもかなり明るくなり、大きな尾も期待されています。今のところ順調に光度が増しているようですが、いつどうなるかは来てみないと分かりませんから、過度に期待せずに待ちましょう。
15日にロシアに落下した隕石は直径17mと結構大きかった様ですね。爆発のエネルギーは広島型原爆の30倍という計算ですから、恐ろしいものです。確かに、隕石の落下で1000人以上が被害を受けたというのは初めて聞きました。しかし、やはり地上では国土の広いロシアに落ちる率が高い、というか確率は正直というか。
16日の小惑星の通過も、サプライズな現象でしたが、この事を知っていた上で前日の隕石落下があった訳なので、この偶然は何なのかと思いました。
去年は天文ゴールデンイヤーと言われ盛り上がって、今年はどうなるのかと思いましたが、いやいや、なかなか話題性、ありますね。
最初に言いますが、写真なんて撮れませんでした。
この小惑星、なかなか見つけられなかったのです。
簡単に見つけられるような事を言ってすみませんでした(汗
望遠鏡を使っても、控えめな輝きでした。
黄色っぽく、動きはパッと見は分からないけど、じっと見ていると
あ、動いてると分かる程度でした。観測史上最接近、とは言え、
直径45mでは印象としては遠かったです。
それでも肉眼で家庭用システムで小惑星を見ることなどないと
思っていたので、貴重な体験でした。
ちなみにロシアに落下した隕石とは、侵入した方向が違うので
全く関係ないという事です。
この小惑星、なかなか見つけられなかったのです。
簡単に見つけられるような事を言ってすみませんでした(汗
望遠鏡を使っても、控えめな輝きでした。
黄色っぽく、動きはパッと見は分からないけど、じっと見ていると
あ、動いてると分かる程度でした。観測史上最接近、とは言え、
直径45mでは印象としては遠かったです。
それでも肉眼で家庭用システムで小惑星を見ることなどないと
思っていたので、貴重な体験でした。
ちなみにロシアに落下した隕石とは、侵入した方向が違うので
全く関係ないという事です。