Blue津波Dayですね!!息子の先生たちがCongratulations! の嵐で、今までになくお祝いムードだった。
以下、診察日の振り返り。
この日はERPeakの検査ができるか相談しに行ったつもりだった。診察は、おそらくはじめましての、私より年上のメガネをかけた女性の先生(保険適用でよく当たるH田先生ではない)。
ホルモン値はP 値が1.5 で、LHは下がっていたことは覚えている。他の数値は覚えてない。(キャンセルしたためか紙はもらえなかった。採血のお金は払ったのになんで?)
私の中で一番引っかかっていたのは、ブセレリンを使う当日の診察の時に既にLHがLHサージ開始を疑う数値まで上がっていたこと。(→詳しくはこちら
)
自前のLHサージで排卵まで進んだのか、ブセレリンの使用によってLHサージが起こって排卵したのか、これがはっきりしない状態でERPeakの実施は可能なのか。クリニックの自然周期での検査実施基準、検査会社の実施基準を踏まえて確認するつもりで診察に臨んだ。
診察でまず言われたのは
・今日排卵した
・5日後の診察でERPeakを実施しましょう
クリニックの自然周期での検査実施基準を尋ねると、
「排卵日の5日後に実施することになっている」とのこと。
その後私が尋ねたことと、その答えは以下のようだった。
・排卵日が今日だと確定できるということですか
→確定できる
(同じ意味だが、重ねて)
排卵日が前日であるということを否定できるという意味ですか
→否定できる
・その根拠は何か
→今日のPの数値が1.5だから。前日に排卵したならばPはもっと上がっているはずだ。
また、LHが25.6だった一昨日の検査結果をマウスでポイントしながら、
これが80いくつとかなら昨日排卵の可能性があるが、25.6だから昨日の可能性はない、とも言った。
前日からいろんなことを想定して予習して臨み、今日の追加検査等で昨日排卵した可能性を否定できそうにないことは事前に調べ尽くしていた。だから、排卵したことを確認したとて、「排卵日を今日と確定できる」という点に、私は同意できなかった。
まず、「排卵日が今日である蓋然性が高い」ことと、「排卵日が前日である可能性を否定できる」ことは違う。
P値が低いことが、排卵が当日であるとの「推定」を支持するとしても、前日に排卵した可能性まで否定できるとは限らない。Mamanら(2023)の研究では、超音波で卵胞破裂を確認した日の翌日の血清P4値について、55件の測定値の範囲が3.7〜20.7nmol/L、すなわち1.16〜6.51ng/mLと報告されている。従って、排卵確認翌日でもP4が1.5以下の値を示す例は実在する。
また、医者が二つ目の根拠としてあげた、一昨日のLHの値についてだが、一昨日のLHが25.6だったからと言って、昨日排卵したことを否定はできない。「25.6だったから、80いくつじゃなかったからLHサージ開始間もない。」と確定することはできない。
正常月経の女性20人を対象とした研究では、毎日の採血で観測された血中LHのピーク値は中央値41.19, 最小値20.48, 最大値74.83(5〜95パーセンタイル 21.16〜73.63)であった。ただし、採血間に生じた実際の最高値を捉えているとは限らない。(Strickerら, Clinical Chemistry and Laboratory Medicine, 2006)
また、そもそも、血中LHの値や変化率だけでは排卵を十分に予測できない。(Mamanら, Science Reports, 2023)正常排卵女性37人、118周期で、ホルモン測定と超音波による卵胞破裂の確認を行なった研究。著者らは「血中LHの値、またはその相対的変化だけでは、排卵を信頼性高く予測できなかった」と結論づけている。
従ってLHが80いくつに達していないから、ピーク付近ではないと一般化はできない。
また、サージ開始から翌日に排卵すること自体があり得る。(WHO共同研究,1980)
また、仮に一昨日の採血時点がLHサージ開始付近だったとしても、その翌日の排卵とは矛盾しない。LHの最初の有意な上昇から排卵までの推定中央値は32時間で、個別例で確認された間隔は24から56時間だった。従って「サージ開始間もない」という判断だけで昨日の排卵を否定することはできない。
また医者は言った。
・「次周期にやり直しても同じことになる。毎日来られるならアレですけど。」(こういうことを言われると、追い詰められているような気分になった)
・「移植周期にそんなにホルモン値を細かく把握できるのか、という話もある。」
この医者の断定が強すぎることと、予定されていたERPeakの検査が不適切だということは同義でないと思っている。クリニックの自然周期の検査の実施基準が医者の言う通り「排卵日から5日後」であるのだと仮定して、では、排卵日が前日ではないと否定はできない状況で、その幅はERPeakの検査上、許容される範囲なのかを聞きたかった。その上で問題ないなら、実施したと思う。しかし、「排卵したのが昨日だということを否定できない。」という同じ前提に立った上での話がまずできなかった。納得できる十分な説明が得られないので、キャンセルするしかなかった。しかし目の前の医者はキャンセルを受け入れ難いようだったので、一旦同意し、あえて黄体ホルモン補充を選択し(そうすれば12番に呼んでもらえるだろうから)、12番に呼ばれたときに看護師さんに助けてもらった。看護師さんに「検査をキャンセルしたい。Pの立ち上がりには個人差があるので、昨日排卵した可能性を否定できないと私は思う。その上で検査ができると納得いく説明がもらえなかった。不妊治療は納得の世界なので、キャンセルさせてください。」とだけ、伝えた。大きく頷きながら聞いてくださり、直ぐに、
「大丈夫、キャンセルできます!ただ、診察内容を書き換える必要があるはずなので、診察室にもう一度行かなくてもキャンセルできるかどうかだけ、聞いてきます!」
と確認に走ってくださった。診察室に戻らずキャンセルできた。看護師さんのお手を煩わせて本当に申し訳無かったので、謝り倒して帰ってきた。
私は厳密な時刻の確定を求めているわけではない。今は、「排卵前後に採血やエコーの間隔を短くすることで、今回よりも検査の不確実性を減らせるか」が知りたい。頼ることのできる、某氏やM林氏を召喚する(例えが魔法のランプw)ことができるならば、とっくに召喚しているだろう。システムのトラブルがなく、自費患者に医者の指名権があるならば、ERPeak周期は医師の指名権がなくとも、指名権がある別の名目で受診するなりして、意見を聞いたと思う。(今は自費患者でも指名権が認められないので、保険適用で通っている。)つまり、通うクリニック内では、頼りたい医者のセカンドオピニオンを取れない。次周期まで、「次は誰が診察してくれるんだろう。」とガチャを回す気分で不安なまま過ごすのが辛い。
私は何を頼りに治療を進めたらいいんだろう。
