先ほど、ベ ッドも40度以上起こしてはいけない絶対安静の中、夫が逞しくもおにぎりをむしゃむしゃ頬張っているのを枕もとで見ていたら、「生きてて良かった。」という思いが胸の中で洪水の様相を呈したため、とめどなく涙が流れて止まらなくなった。ムカついたので、「目のダウンタイムが長引いてどうしようもないわ、アホ。」と言ってやった。私といえば、夫が事故に遭う数日前に人生初の美容整形を受け、クマ取りと眼瞼下垂(生まれつき左目の開きが微妙に悪く、二重でなく三重であった)の手術をしたばかりだったのだ。
夫は、様子を見に行った現場の足場から落ちて、胸椎破裂骨折の大怪我を負った。夫からの一報は、「ケガした」「しにそう」の二言だった。その後のことはあまり覚えていない。
思ったのは、「今いる家族さえいれば、私にとっては満点以上の満点、充分すぎるほどの幸せなんだ。今、手の中にあるものを、これまで以上に大事にしよう。」ということだ。今はとりあえず夫の復活を信じてサポートするだけ。