その日は私の人生最後の採卵日だった。某氏が採卵を担当してくださり、採卵中の痛みもほとんどなく、術後は念のためにもらったロキソニンも、お守りとして機能しただけで、飲むことは無かった。


 DHEAを飲まずに望んだ今回の採卵、果たして採卵数はいくつだったのか。

結果は

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4つ( ºωº )……チーン。

右から3つ、左から1つ採れた。

振り返ると、2日前は以下のような状況だった。

 右が5/10   32.4, 28.3, 26.6, 23.6 

   左が1/6     12.2, 9.8 

つまり卵子回収率は、4/6。

左から1つ(おそらく2日前に12.2ミリだったもの)採れたのは、3回目の診察で某氏がレコベルを増量、延長してくれたおかげだと言えよう。


全体としては今回が史上一番少ない採卵個数であり、DHEAの威力を思い知る結果となった。

ただ、3回目診察で某氏がレコベルを増量したところ、左から急に1つ育って採卵できたということは、左卵巣が全く反応していないことがわかった2回目診察の段階でレコベルの量を増やせば、もう少し左の卵巣から育った可能性はある、と思っている。(しかし、2回目の通院日は私の都合で某氏のいない日に通院してしまったので仕方ない。)これまでに、DHEAをわざわざ切って実験したがるような変わり者が私以外にいたとは思えないので、急に「DHEA無し実験」に参加させられた代打の医師も、それに対応した処方をするのは難しかったであろう。


 

 ここに一つの仮説が生まれた。

前回の採卵はDHEAを切って採卵したつもりだったが、DHEAを切った後も効果が残留し、卵巣刺激の間、続いていたのではないか。前回の採卵時は、一年間ほどDHEAを欠かさず毎日飲み続けていて、卵巣刺激の3日目から服用をやめた。その際に残るマイルドなDHEAの効力の程度がPCOSの私には合っていて、100%の卵子回収率を可能にしたのではないか。

今回の採卵はこれまでの採卵周期とは明らかに様子が違い、失速した。これは、DHEA効果が完全に切れた状態での本来の私の卵巣能力であるような気がする。

もし私が来世生まれ変わったら、「採卵前にある程度の期間DHEAを服用し、採卵3日目からDHEAを切る」という実験をもう一度やるであろう。「100%の卵子回収」・「ある程度馬力のある卵胞発育」の両立が再現できるか見てみたいのだ。



 兎にも角にも、一年超に渡る私の採卵フェーズは終わりを迎えた。走り切れたことに、充足感を覚える。これは伴走してくださった某氏をはじめとするクリニックの皆さんのおかげだ。心から感謝したい。