最近、ブログに細かい治療データを書くか迷う気持ちが出てきた。
私自身、わりと鈍感で(じゃなきゃ、第一子が9歳半になってやっとこさ「そろそろ第二子つくろうか。」と思い立つ、なんてことにはならなかったはず。)、不妊治療中も妊婦さんや幼い子供を見ても「つらい」と感じたことがなかった。恥ずかしながら、そのように感じられる心情が最近まで理解できなかった。
少し前になるが、内診の更衣室で、自分と同じく採卵日決定の段階にある他の方の卵胞数が聞こえてしまったことがあった。顔も知らない誰かの卵胞数が、まばゆかったんだと思う。眩しすぎて、日の差す明るい待合室で、一人暗い場所にどっぷり落ちた。そこで初めてそういった心情の機微が理解できた。相手を無意識に近くに感じてしまうと、辛くなりやすい。治療段階が同じだったり、クリニックが同じだったりすると、何か刺激されるものがある。
一方で、治療中の人のブログを読むのは、ケーススタディ的な観点が主だと思う(少なくとも私はそう)ので、データをぼやかし過ぎると、読む意味が薄くなってしまう。「いいね!」を押すのは、大抵の場合、「応援している」というよりも、ケーススタディのケース1を見せてくださることに対するお礼のつもりだ。(もちろん、読んでいるうちに応援の気持ちが湧いてくることもありますが。)
したがって私のブログは個人の治療データを多分に含みますが、読むかどうかはご自身で適切に判断していただけるとありがたいです。
年内最後となる受診日、
「小卵胞は見えるか!?ホルモン値は大丈夫か?!」
と胸の中で騒ぐおいら(ネガティブ担当)を
「おやすみ周期にしっかりエネルギーチャージしたから、大丈夫!なはず!」
ともう一人のおいら(ポジティブ担当)で無理やり押さえつけながらクリニックへ。
採血ルームに入ると、あの女神様が笑顔で迎えてくれた。彼女の前に自分の腕を差し出す時は、少しの勇気も必要ない。彼女の処置は、点滴のルート取りでさえ不思議なくらいに痛みがないのを知っているから。
「今周期は幸先が良い。」と思えた。
その日の午後は大阪拠点の某氏がいらっしゃった。
「沢山卵胞が見えてますねー。 こんな風にぽこぽこ見えているのが卵胞です。」
とパソコンの画面を指差しながら教えてくれた。素直に嬉しかった。卵胞数は左4、右7。このクリニックでの1、2、3回目の採卵時には遠く及ばないけれど、前回の採卵時よりは多い。
「ホルモン値もバランスいいですね。」
FSHが11.9, LHが6.9, E2が35.8, Pは0.56 。
FSHが少し高めな気がするが、某氏が「バランスいい」と言うなら「良い」と思おう。
今周期の卵巣刺激の方針は以下の通り。
・PPOS法
・ゴナールエフではなくレコベルを使う
・レトロゾールは使わない
・1日あたり、レコベル6μg(ゴナールエフの100IUに相当)でゆっくり育てる
・卵巣刺激期間はおそらく13日前後でやや長め(適宜通院し、採卵のタイミングを決めてもらうが)
・排卵抑制にはヒスロンを使う
3回目採卵周期に、大阪の某氏がそれまでとは基本方針をガラリと変え、その後は東京の某氏が主体となって卵巣刺激の量や採卵のタイミングの見極めなど行い、こういう形になった。
ゴナールエフで9日間くらいでE2が3500を越えるくらいまでバンっと急速に育てるより、私には向いている。できる胚の質が全く違っていた。今周期もこれを踏襲する。
出かけていた夫と息子が、「きじ」のお好み焼きを買って帰ってくれた。私は広島出身なので、お好み焼きソースの味が好きだ(広島と大阪のソースの味は少し違うけれど)。
わざわざ今日、お好み焼きを選んで買ってきたところに、夫のちょっとした思いやりを感じたので、余計に美味しかった。