本日2時過ぎ、ようやく布団から起き上がりキッチンでお茶を入れていると、息子に「人間の睡眠時間の限界って15時間くらいだからさ、そろそろ起きると思ってたわ。」と言われる。どっちが親だかわかりゃしない。お詫びに後で、息子が勉強している横で旗を振って応援することにする。
お腹の痛みは昨日よりずっとマシになっている。点滴の痛み止めが効いている四時間だけは別人のように動けるのだが、今周期は多めに卵胞を育てたせいか、昨日は骨盤底筋から上10センチくらいのゾーンが常に痛くて、一番しんどかった。痛み止めが効いているうちにクリニックのビルの回転ドアを出て最短距離で大通りに向かい、滑らかにタクシーに滑り込む。タクシーの運転手は行き先を聞いて、嬉し気だった。一方、夫は新幹線でやってきて、クリニックで出すものを出し、東京の家に寄りもせず再び新幹線に乗り、とんぼ返りで仕事に戻って行った。うちの場合、卵子と精子が出会うのにもJRの運行が不可欠だ。JRありがとう。三四郎、ありがとう。(三四郎はJRに就職した大学時代のサークルの後輩)
お茶が入ったので、ポールのパルミエを1分炙って食べた。昨日は体調が悪すぎて食事らしいものを食べていなかったので、1日半ぶりの糖分が体に染み渡る。頭と体に悪そうな食事だ。今日くらい、好きなものだけを食べていたい。術後翌日の朝食後に飲むように指定されているバイアスピリンとレトロゾールと抗生剤も飲んだ。医者に怒られそうだが、2時過ぎのこれがおいらの “朝食” だから。
カード会社からポイントのお知らせが来た。不妊治療のおかげでポイントが貯まり過ぎている。不妊治療以外の支払いもしているカードだが、Amazonの支払いなど日常の生活費はこのカードではない。これを見て「たまりスギィ!」とネタにしてくれる夫はたぶん優しい。