取れた卵子数は12個。6個ずつに分けて、ふりかけと顕微授精を行い、各々のグループで正常受精したものは、3つずつであった。未熟だった卵子が1つ、未熟ではないが状態の悪かった卵子が1つ、異常受精が4つ。
初期胚のグレードは、
ふりかけ
・7G3
・6G4
・6G4
顕微授精
・7G3
・6G3
・8G2
このうち3番目と4番目に良い状態の初期胚(つまり7G3,6G3)を凍結。残りは継続培養することにした。
改めて思ったのは、不妊治療において、何よりも大事にしなければならないのは「時間」だということ。一年前の採卵と比べると、正常受精の率や、初期胚のグレードが目に見えて下がっている。加齢は確実に不妊治療の道を厳しいものにする。
ただ、今回場所を変え、卵子や精子にとって前回よりも確実に、良い環境や手段を準備できたことは良かった。IMSIも、ZyMotも使えた。望んだ手段を用いることができたという意味では、一片の悔いもない。
不妊治療において、クリニック側の設備投資や培養室に使える人件費の限界は、患者側が選択できる手段の限界を決める。例えば、前回のクリニックでは、IMSIという高倍率の顕微鏡を使う技術を選択できなかった。そのクリニックは、IMSIを先進医療で行える施設としての認定を受けていなかったからだ。また、前クリニックでは、「『前日までにふりかけか顕微受精かSplitかを決めておかなければ』、ZyMotを使いたいと事前に伝えていても、ZyMotを使えない。」と言われたが、現在通うクリニックではそんなことはない。ZyMotは、前日までにZyMotを使うことを決めておきさえすれば、使える。「ふりかけか顕微受精かSplit か」の判断とは関係ない。
僭越ながら、もし、これからクリニックを選ぶ方にアドバイスをするとすれば、伝えたい。「設備投資の進んでいるクリニック、培養室に人件費をかけられるクリニックを選ぶと、手段の選択肢が広がるよ。」と。