通院日。少し余裕を持って家を出たつもりが、電車のダイヤの乱れで、乗り継ぎに通常より時間を要し、採血時間に5分程度遅れてしまった。そのせいで診察までの待ち時間が今までで一番長かった。待合室で、日が落ちるに連れて、天窓から入る光の量が次第に少なくなっていくのを感じていた。夕方になってくると、待合室は、午前中とはまた別の混み合いのピークを迎えるようだ。(転院して間もないので、時間や曜日による病院の混み具合を実はまだあまり把握していない。)待ち時間に読む本を忘れないようにしよう。

 卵巣刺激の方法が合っていたと見えて、卵胞はすくすく育っていた。採卵の準備は、次第に整いつつある。

診察室で最後にかけられた「それでは○曜日、がんばりましょう!」という一言に、改めて身が引き締まる思いがした。