書名:100円のコーラを1000円で売る方法(1~3巻 コミック版)
原作:永井孝尚
作画:阿部花次郎
出版:中経出版
発行日:2012年12月13日
このシリーズの概要
会計ソフトを開発する「駒沢商会」の営業部の花型だった主人公「宮前久美」。美人で、行動力が有り、営業部でも伝説的な営業実績が有りますが、性格がとても自己中心的で、周りの人たちとよく衝突します。
そんな彼女が、自分の希望で商品企画部に異動し、「自分の理想とする会計ソフトを作りたい」と奮闘するストーリーです。
1巻は、商品の開発、そして販促、販売を軌道に乗せるまでのストーリーです。
2巻は、業界トップのリーダー企業が仕掛ける攻勢(ミート戦略)にどう耐え、どう切り抜けるか、が描かれています。
3巻は、海外の大手企業が0円戦略(会計ソフトを無償で提供する)で攻勢を仕掛けてきたとき、いかに困難を切り抜け、企業を存続させるか、というストーリーです。
ストーリー仕立てのビジネス書なので、書店で求めるときにはそれほど内容に期待していなかったのですが、完全にやられました。すごく面白いし、勉強になります。
あなたは、「もしドラ」をご存知ですか?2009年に発売された小説で、その後、アニメ化、映画化された作品です。正式タイトルは長いですが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」というものでした。
その後、ドラッカーの「マネジメント」や、その関連書籍が数多く書店に並べられていましたね。ドラッカーは当時、一般の人の関心を引きつけるほどのブームになっていました。
「もしドラ」も面白かったのですが、この作品を読んだ後の感動はさらに上を行きました。取り上げられている経済学理論は、非常に幅広いです。ドラッカーはもちろん、コトラー、ポーター、ムーアー、・・・などなど。巻末に参考文献リストがあるのも良いですね。
名高い経済学者の理論が取り上げられているのにも関わらず、難解な計算式が出てきてうんざりさせられることもなく、非常に分かりやすい内容です。
この本は、経済学を勉強していない新入社員の方が、ビジネス書の入り口として読むのにオススメです。
ある程度の事業経験のある方でも、ビジネスの流れがわかるので、自分の事業がどの段階にあるか、確認することに使えると思います。
小説版とコミック版、どちらがオススメか
私は、この本が書店で目についた時、小説版とコミック版が並べておいてあるところで、どっちが良いか悩みました。とりあえず1巻は、登場人物や物語の背景がイメージしやすいので、コミック版を購入し、そして小説版を1~3巻揃えました。
1巻のコミック版と小説版を読み終えたところで、意外にコミック版が充実していることがわかりました。小説版と比べて、ポイントとなる経済学理論の説明が省かれているようなことは一切なく、むしろ、各ストーリーの後に経済学理論のまとめが載せてあるので、分かりやすいです。
ストーリーは省いて経済学理論のポイントだけ復習したいときにも便利です。
では、ストーリーは不要か、というと、そんなことはありません。硬い経済学理論が、ストーリに組み込まれることによって、現場のリアルな臨場感が出てきて、読者の心に入って来やすくなっています。ストーリーだけをとっても、一般の人にもわかりやすく、面白いので、この作品は是非、アニメ化、映画化されてほしいと思いました。
もし、小説版とコミック版、どちらが良いか悩んでいる方がいらっしゃれば、私はコミック版をお勧めします。結局、私は小説版とコミック版の両方共、3冊買い揃えてしまいました。
次回のブログでは、1巻の内容について踏み込んでブックレビューを書いていく予定です。
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