ロリポップの社長は逃げ足が速かった | 優しい言葉でビジネス書をご紹介します

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内容:ブックレビュー
書名:こんな僕でも社長になれた
著者:家入一真
出版:イースト・プレス
発行日:2012年9月10日

この本が教えてくれること

この本は、レンタルサーバーのロリポップを世に送り出した、家入一真氏の半生を綴ったものです。
独立・開業を目指している方は、「どうやったら成功するのか」というヒントを家入社長に求めるでしょう。



しかし、あなたが、もし「起業成功のヒント」を、この本に求めるなら、残念ながら、具体的なヒントはあまり得られないかもしれません。起業家の方が一番知りたい「広告・宣伝方法はどのようにしたのか」とか、「事業資金の調達方法は」と言ったことは書かれていません。



「人材募集はどのようにしたのか」ということについては、前の会社の同僚や、ネットで知り合った人が入ってくれた、と自然に家入氏の周りに人が集まってきたようで、起業家の求めるアドバイスにはならないでしょう。



ただし、独立・開業を目指している方にとっては、リアルな起業の成功事例として、「起業するのに必要なスキル、準備は、ものすごく大変なものでもない」、ということと、「神様はちゃんと見てる」ということを感じられるでしょう。



自分に自身がなくて、「どうしたら道が開けるのか」悩んでいる方が読むと、自然と「自分の人生も、なんとかなるかも」と希望が持てるようになる、そんな本です。



家入一真氏の半生は逃げてばかりの人生だった

家入一真氏の半生は、家庭環境もさることながら、いじめにあったり、引きこもっていたり、暗いものであったようです。



中学2年生の時、ふとしたきっかけで友達と喧嘩をして不仲になった。それをきっかけにまわりの友達とも口が聞けなくなってしまった。



高校に入学しても友達は作れず、登校拒否になる。
高校1年生の体育祭には家族が団結して学校に送り出すものの、学校から脱走してしまう。



出席日数が足りず、1年生で高校を中退。



母のすすめで大検(大学入学検定)を受験、合格する。
東京藝術大学を目指すため、新聞奨学生制度(新聞社が、新聞配達をする勤労学生に奨学金を出してくれる制度)を利用して、働きながら受験勉強をする。



浪人1年目の受験では、センター試験の願書を出しそびれ、受験できず。



浪人2年目の受験では、試験当日に寝坊をしてしまい、受験できず。



父が大きな交通事故に合う。
デザイン会社に就職する。



デザイン会社を上司ともめて離職する。
女子高生とメル友になる。



母のつてでインターネット関連企業に再就職。
メル友の女子高生と結婚。



起業する前までの家入一真氏は、こんな感じでした。いろいろな苦難に遭い、ほとんど逃げてます。そして、その都度、お母さんや周りの人に助けられている、とてもラッキーな方です。



その後、奥さんが妊娠し、生活費を稼ぐ必要に迫られて、独立・開業を目指し、レンタルサーバー事業を始めます。




人生で一番大切なこと

家入一真氏は、エピソードで自分の半生を振り返りながら、こう言っています。

「どんな道にも必ず行き止まりはある。自分が、道の行き止まりに立っていることに気づかずに、前に進めないともがき続けるくらいなら、来た道をちょっとだけ戻って、やり直してみればいい。身動きがとれないことに絶望的になって、自ら命を絶ってしまうぐらいなら、誰も追ってこないところまで、全力で逃げればいい。」



「逃げることのススメ」ですね。死んじゃダメだ、ってことです。とても実感のこもった、エールですね。



私が思うに、神様は、ぎりぎりまで努力する人の、成長の姿が見たいのでしょう。だから、「もう、無理です」ってところまで頑張った人にはご褒美をくれるのでしょう。頑張れない、逃げられるとこまで逃げてきた人には、「そこまで逃げるのならしょうがないな」と助け舟を出してくれるのでしょう。
でも、自分で命を絶ってしまった人は、助けることもできないのでしょうね。(蛇足かな)



今の自分に自身をなくしてしまった方、いろいろな悩みで「疲れたなー」、と感じている方、きっと元気が出てきますので、この本をご一読ください。

新装版 こんな僕でも社長になれた/家入一真

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