ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈3〉動乱編
皇帝が毒に倒れ、ゾルザルが帝国のすべてを掌握。帝国VS日本の講和交渉決裂か?という今巻。十二歳の少女の活躍が目覚ましく、圧倒的な存在感でした。「男は、夢の果てに現実を見る生き物だが、女性は現実の中で夢を見る生き物だ。」十二歳にしてそれを理解している賢しいシェリー。どんな窮地に立たされようとも「いつだって生き残るのは、正しい者ではなく戦う意思のある者だけです。」と大人以上に奮闘。「わたくしはわたくしの為に死んでいって下さる方々から目を背けることは出来ません。どうぞ見させてください」自身の為に死にゆく兵士達を前に放つこの言葉に、菅原同様、凄まじい覚悟を見た。感嘆すると共に、子供を子供のままにすることができなかったこの戦争の悲しさを想った。ゲートは奥が深い。
hReview by ふうくま , 2013/09/21
