算命学の鑑定を通じて仲良くなった70代のMさん(辛丑さん)。
いろんな経験を重ねてこられた人生の大先輩で、とてもスピリチュアルな方です。
時々お茶に誘っていただいていろんなお話をさせていただいているのですが、あ〜今の私だからこういう話をしてくれる人たちが来てくれるようになったんだなあとしみじみ感じます。
Mさんは最初のご主人からお仕事を引き継いで女手一つで切り盛りし、素敵なお洋服のお店やマンションを経営されている方。
最初のご主人は彼女の才能に合った仕事を与えて去り、次のパートナーSさんは彼女の2人の子育てや仕事でいちばん大変だった時期を支えて去りました。
このSさんはある時突然「明日出ていくから」と言い、さっぱりと家を出ていったそうです。
彼が出ていって少し経つと、Mさんの長女の結婚が決まり、それはSさんが出ていったことで動き出したとMさんは感じているようで、「きっと私たちに対する彼(Sさん)の役目が終わったのよね」と語っていました。
MさんとSさんには住んでいる土地にまつわる不思議なお話もあって、「きっとずーーっと昔からのいろーんなことがあって出会ったのよねえ」とMさん。
人との出会いには私たちには伺いしれない、いろんな深いつながりがあるんでしょうね。
「その時だけ来てくれる」のは恋人や配偶者などもいれば友人・知人もいて、その時に必要な出会いが終わればふっといなくなるんですよね。
つかず離れずずっと人生をともにする人たちもいれば、その時だけ関わる人たちもいて、その不在はちょっとさみしく感じても「ああ、あの人は私のために来てくれたんだな」と感謝する。
そしてそのひとが去った後も、いつも折りに触れその出会いの意味を考えたりします。
それは別に「良い関係、楽しい関係」とは限らず喧嘩別れすることもあるかもしれないし悲しい別れになるかもしれないけど、でも心のどこかで「私のためにその時だけ来てくれる人」という感じ方をするのは美しいよねって、Mさんと話してて改めて思ったことでした。