「権威に従わない」自分の信念(孤独を怖れない確固たる自我の確立=次元上昇)という観点から、テニスのジョコビッチ選手の宿命を見ています。
①8番辛未 天堂星 戌亥天中殺
②出力なし
③日年半会(乙・禄存星が異次元融合)
④主星=北
⑤次元禄存星(2012〜2021年)
次元禄存星の目的は、調舒星(気)→禄存星(心)→牽牛星(体)という流れの中で「真の愛」をつかむことです。
調舒星=真の孤独に耐えられる心
で、それは真の頑固さ(貫索星)に支えられている必要があります。
「たとえ世界を敵に回しても」自分を貫く頑固さ。
この記事に、ジョコビッチ選手に関してこうありました。
・オリンピックでは宗教的な主張を見せてはいけないと言うルールがあるが、首にしていた十字架のペンダントを見せるシーンがあった
金メダルが決定した時、ひざまずいて十字架を切り批判を浴びた
・彼は凄く嫌われているのかわざと彼に反する人達を観客に入れたのか、どのマッチでも観客がとにかく彼にずっとブーイング状態で「お静かに」と何度もアナウンスが入っていた
通常、会場が自分を嫌いブーイング続けられたら誰だって嫌な思いをすると思うけど、彼は「もっともっと」と言うジェスチャーさえやって笑っていた
ジョコビッチ選手はネガティブなエネルギーに引きずられることのない自分を既に確立しているようです。
真の調舒星の前段階にあるのは、真の貫索星。
真の貫索星は「出所進退をわきまえている」と書かれています。
そうでなければいつの日にか人生そのものが崩れることになります。
『主義主張を持った頑固さであっても、それを世の中に対して発揮しようとする時は、常に孤独の立場に立つことを覚悟して行なわなければなりません』
(原典算命学大系より)
彼が十字架をたいせつにしたり、神に祈るのはそれがキリスト教だからとか特定の宗教を信じているとかというレベルではないんですよね。
「自分の土台」となる足場をしっかり持っているということ。
それがあれば自分自身がふらつかない揺るぎない足場です。
誤解を怖れず言ってしまえば、それは別に十字架でなくてもいいわけです。
「ジョコビッチ選手にとって」というのがだいじなところ。
(これを言わなきゃいけないのは、現在は宗教に対してあまりにも色眼鏡で受け取られてしまうからです)
金メダル決定の時にマイクを向けられ、「みなさん本当にありがとう。皆様のおかげで沢山のエネルギーを貰えました。」と笑顔。ブーイングされればされる程、それをポジティブなエネルギーに変え戦って勝てたよと言ってるとも取れなくはない感じ。彼を負けさせようと彼に反する声を送っていた観客達は頭にきたかもしれません
彼はもう、次の真の調舒星「孤独を怖れない心」を手の内に入れているように感じます。
この孤独を怖れない心の進むべきところは真の禄存星である「真の愛」です。
孤独を恐れる心にはまだ自我が入っています。
孤独を怖れないというのは、孤独を感じる自我すらもう手放しているということでしょう。
自我が「無」「虚」という世界を持つことができた人だけが次元を上げた禄存星「真の愛」に到達できます。
※記事内の画像、文言すべて青龍塾「スピリチュアル算命学講座」からお借りしています。