テニス選手のジョコビッチ選手について、「権威に従わない」自分の信念(孤独を怖れない確固たる自我の確立=次元上昇)という観点から、この一連のできごとを宿命から読めるのかやってみています。

 

私自身も次元のなんたるかを理解するための作業ですので、そこはご了承ください。

 

 

 

①8番辛未 天堂星 戌亥天中殺

②出力なし

③日年半会(乙・禄存星が異次元融合)

④主星=北

⑤次元禄存星(2012〜2021年)

 

②出力なし

自我が感情に流れないしくみです。

客観性が高く、個人感情では動く人ではありません。

 

また金剋木がないので、木(車騎星牽牛星)が感情とは別のところで発動します。

純粋な役割意識を持っています。

 

土→金がないので(自我が感情に流れないので)、自我にエネルギーが溜まります。

依存しない独自性が強まります。

 

「依存しない独自性」は、前回書いた辛未や辰巳天中殺とも共通します。

幾重にも重なって強化されている特質は、その人生においての重要事項だと捉えます。

 

いかなることがあってもブレることがないよう、何重にも補強されているテーマです。

 

 

③日年半会(乙・禄存星が異次元半会)

年(行動)と日(結果)が直結し、そこに自分の「心」「気持ち」が入らない仕掛けで、ここでも個人感情をすっ飛ばすことになります。

 

既存のやり方にこだわらず新しいものを生み出す作用ですが、その時にキモになるのが乙・禄存星。

 

この禄存星、彼の大運3旬の次元を上げる(可能性がある)星になっています。

 

禄存星が次元を上げれば「真の愛」となります。

 

『真の愛は孤独の中から生まれ、人間としての自尊心を形成する道すじであります。そこに愛の偉大さがあるわけですが、愛が孤独の中から生まれているだけに、そのエネルギーはあたえるだけで求めることがないのであります。


しかし真の「愛」は真の「引力」となり、人間としての魅力がそなわるわけですから、自分が求めなくとも、すべて自分へもどって来るエネルギーなのであります』

(原典算命学大系より)

 

 

彼の宿命にない調舒星が大運で巡り、調舒星→禄存星→牽牛星の連結が成立、禄存星の次元の上昇が見込まれる時です。

 

これに関しては、また次回。