今日もこの本をベースに

 

時間について書いてみたいと思います。

 

 

時間は、場所によって流れる速度が変わります。

 

ほんのわずかではありますが、

 

高地では遅く、低地ではゆっくり流れます。

 

 

 

低地で遅くなるのは時計だけではなく

 

すべての物事の進み方がゆっくりになり

 

高地で暮らした人よりも低地で暮らした人のほうが

 

生きた時間が短く、年のとり方も少ないそう。

 

 

 

今ではそれを測定できる正確な時計がありますが、

 

道具もなしにこのような時間の振る舞いに気づいた人がいます。

 

アルベルト・アインシュタイン。

 

 

時間の動きにはそれ単体だけではなく、重力が関係している。

 

 

たとえば、地球と太陽はこんなに離れているのに

 

お互いに重力で引き合っています。

 

 

もしかしたら太陽と地球は直接引き合うのではなく、

 

それぞれが中間にあるものに順次作用しているんじゃないか?

 

アインシュタインはそう考えました。

 

 

 

もしそうなら、太陽と地球の間にあるのは空間と時間しかないから、

 

まるで水に浸かった物体がそのまわりの水を押しのけるように

 

太陽と地球自体がまわりの「時間と空間」に変化をもたらしているはず。

 

 

 

このような時間の構造の変化が、地球と太陽の動きに影響を及ぼす。

 

物体の持つ質量は、周囲の時間を減速させる。

 

地球は巨大な質量を持つ物体なので

 

その周囲の時間の速度は遅くなります。

 

 

 

山よりも平地の方が減速の度合いが大きいのは、

 

平地の方が地球の質量の中心に近いから。

 

 

その理由から、平地で暮らす人の方がゆっくり年を取るわけです。

 

 

 

ニュートンが発見した万有引力。

 

モノが落ちるのはこの時間の減速があるから起こる作用。

 

 

私たちの頭よりも足のほうが時間の流れが遅いから

 

私たちは足を地面につけて歩くことができるのですね。