もう連載開始から四半世紀も経ちますが(1999年)、

 

今頃「蟲師」を漫画で読んでいます。

 

 

 

 

オープニングの選曲がとても素敵で、最初はアニメで見ていたこの漫画。

 

シーズン1のOP

 

 

 

 

シーズン2のOP。

 

蟲師のOPでは、もうちょっと聴きたいというところで切れるのでPVバージョンの方を貼りました。

 

物悲しくて大好き。

 

 

 

 

 

ノスタルジックでどこか切ない世界と、そこを舞台に不可思議なことをあくまで日常的に繊細に描く叙情的な作風を特徴とする。(「蟲師」wikiより抜粋)

 

 

 

漫画を読みながら、

 

これは絶対、天胡とか天庫とか精神エネルギーをお持ちでしょう!

 

と思いながら作者の漆原友紀さんのお誕生日を拝見させていただくと、

 

案の定、丸ハズレ。笑

 

 

 

 

60干支のスタートを切る1番甲子、天恍星。

 

加えて天南星✕2。エネルギーは強い現実質でした。

 

主観星100%、出力なし。

 

主星司禄星。

 

そして宿命の半分以上を占める玉堂星が自我を取り囲んでいます。

 

 

 

 

 

この世ならぬ、魅惑的で独特の世界観の源はどこにあるのかなと考えてみました。

 

 

①戌亥天中殺

現実味が薄くなり、見えない何かを求めていく。

年齢と共に自分なりの精神世界が興味の場所になる。

現実社会では学問や宗教、芸術といった分野が一番水を得た魚になれる世界。

 

独特な感性と発想を持っている。繊細な神経の持ち主。

現実社会での満足感とか気持ちの充実感とかは問題にならずに、ひたすら精神の深みへと入っていく傾向がある。
 

 

②主観星100%、かつ出力(調舒星)なし

世界と自分を自然に一体化。

無意識、かつ情的。(主観星100パの意味)

 

 

しかし自分の感情や主観は表には出ない。

公正な表現者。

 

冷静に客観的に、語るべきことを語れる資質。気持ちよりも頭で語る。

淡淡としたフラットな心の持ち主。

 

物事を観る目にも主観を交えずあるものをあるがままに感知する。

(出力なしの意味)
 

 

 

③天恍星

ここではない「どこか」を追求する夢追いエネルギー。

 

 

天恍星の目指すところって、可能性あり過ぎですよね。

 

天恍星の数だけありそう。

 

 

 

『蟲師』は、私の中で、ひとりごとのように、ひとりあそびのように始まった物語でした。

 

日本の里山や古い家屋、苔むす土、小さな生物、民話、伝承、妖怪変化……。

 

私にとって、好きなものばかりを集めて作った箱庭のような世界でした。

(読売新聞掲載 漆原友紀先生寄稿文より)

 

ここからお借りしました。

 

 

日本の里山・家屋・民話伝承、昔からあるものたち。

 

まさにそれは玉堂星の世界。

 

 

 

そこに登場する目に見えぬ「蟲」。

 

でも、その蟲と人が交わりながら紡ぎ出される世界は不可思議ではありながら

 

wikiにもあったように「あくまで日常的」で、生活のすぐ隣にあるもの。

 

日常と言えば、司禄星。

 

 

 

月年にある丑の生み出す司禄星→牽牛星→玉堂星の流れ。

 

なにげない日常が役割を伴って自分独自の世界観に入り込みます。

 

 

玉堂星は重なると龍高星のように現実味を帯びて

 

伝統を大切にしながらも、新しい世界を創り出す気力を発揮します。

 

 

 

そこに天恍星と天南星✕2の強い現実エネルギー。

 

さらに現実と想いを一致させる日年・日月の支合。

 

 

さまざまな要素が絡み合って具現化できた「蟲師」の世界なんでしょうね。

 

 

 

あ、そう言えば、

 

天南星⇔天庫星

 

天恍星⇔天極星

 

 

私が最初に感じた精神性。

 

ここから来てるのかも知れません。

 

 

 

 

 

現在、ここ↓で49話まで無料で読めますよ(3月7日まで)