最近出会った、とても興味深い方がいました。

 

高校を卒業後、ヨーロッパの専門的な大学に進み、ずっとその国で過ごし、仕事をしている女性。

 

それが我が家のダンナさんの母国なので、この方と縁がつながりました。

 

 

前に出る気が多いだろうな、という印象。

 

中殺があるのかないのか・・・・

これはわかりませんでした。

 

干支はきっと陽干だろうなと感じました。

 

あとはきっと龍高星。

 

 

 

誕生日を知ることができたので早速拝見させて頂きました。

 

 

17番庚辰。

天上の精神が強い金性の形を取って地上に現れるので、下手するととても近寄れない強すぎる存在。

 

でもそこに天印星。

人を寄せ付けない庚と辰のペアリングに、人を引き付ける引力。

 

これ以外の十二大従星との組み合わせは考えられない、天の采配の妙です。

 

内面の強さを包み隠してしまうような、小動物のようなかわいらしい笑顔と表情。


そして、読みが当たっていたのは、鳳閣星と調舒星だけで気の半分を占めているところ。

 

中殺はなし。

 

 

 

高校までは普通の進学校。

 

でも進学先に選んだのは英語圏ではない国で、しかも専門的な技術系の大学。

 

生半可な言語学習ではとてもやっていけない環境です。


 

 

日支と月支の本元にありました。龍高星。

 

龍高星の二連はその質が倍加。

そのまま様々な情報を入れ込んでいくと、それぞれがまとまりのない流れになってしまいます。

 

この二連をうまく使うコツは、とにかく「目的」をしっかり持つこと。

一生一業となったときに大きな才能となって花開く構造です。

 

自分が打ち込める対象がみつかるかどうかが、この星が才能と化すかどうかの分かれ目です。
 

 

主星は金性牽牛星。

 

生来の激しさと集団での協調との相剋の中で人間的な次元をあげて行く。自分で自分を作り変えて行く。精神構造は非常に複雑。内に大きな爆弾を抱えながら表面は最大の制御を示す。見かけ以上に自己犠牲的な克己が働く。試練無く自己犠牲のみの発動はあきらめの人生に成り下がり、自爆を求めるような人生になる。
 

 

「自己犠牲ではない試練」が必要な人生。

安穏とした生き方は、それだけで宿命から外れてしまいます。

 

 

 

また彼女の主星ではないものの、強く感じたのが西と北にある、金性調舒星。

 

周りとの協調がとり難く単独行動になる。神経の集中力が短時間で何倍も稼動する感性、着眼点ともに鋭く、人の先を行くので理解され難い。孤独。孤独に強い心が鍛えることがたいせつ。天才型。外面の冷たさと内面の温かさの差が最大。それが二面性、二重人格にみられることもある。心の振幅が大きく明るいときと暗い時の差が鮮明になる。    
 

 

これと庚辰、日月対冲、前に出る気(鳳閣星・調舒星だけで気の半分)すべてが総動員で彼女を自分の思いに忠実で、潔癖な人間に見せます。

 

しかし、内面は情的で純粋。

 

 

 

 

本人としては当たり前の日常が、周囲からすると、??と思うところが出てくるってことです。

 日干が「庚・辛」の調舒星というのは、よく言えば、天才的なところがあって、言い換えると、常識を超えた(一般人の理解を超えた)考え方になります。

これが天印星で動くと、良くも悪くも、え?!と思うようなことでも、さらりとやってのけたりして、無自覚な自分勝手さは庚辰ではよくあることです。

 

 

 

あの、遠い国でひとりで生きていく。

 

この「常識を超えた考え方」「え?と思うことをさらりとやってのける」能力がそれを支えているんでしょうね。

 

 

日本は彼女には狭すぎます。(キャパ的に)

 

 

 

もちろん彼女の霊魂がそれを望んでいるから、彼女は日本から出なきゃいけなかったんであって、生きる場は庚辰でもそれぞれなんですけど、

 

孤独をものともせず、ツラいこともたいへんなことも乗り越えて、魂の向かう方向に恐れることなく自分を曲げることなく突き進んでいくのは、まさに「庚」らしい「辰」らしい生き方だなと思いました。

 

 

私がどこか惹かれる人や縁が生まれる人って、なぜかいつも金性が多い。笑

 

 

なんなんでしょうねえ。

 

 

※サムネの画像は算命学研究室からパクらせて頂きましたm(_ _)m