五行(木性、火性、土性、金性、水性)には、それぞれ割り当てられている人間界の諸現象と諸形態があり、それは人体から人徳、自然現象に至るまで、五行が変換されたものです。

 

例えば、木性であれば色は「青」、方角は「東」、身体の器官は「肝臓・胆のう・気の流れや情緒の調節・解毒作用」など、注意したい病気や弱点は「身体の各所が張った感じになる・動悸や不眠・抑うつ・倦怠感」など。

 

これを五行配当表と呼びます。(配当は担当の意)

 

 

 

暴飲暴食などの生活習慣を別にして、臓器が病むのは、その気の不完全燃焼か無理使いによるものと算命学では考えます。

 

 

気は燃焼することで役割を果たします。

宿命で与えられた大きい気は、多く燃焼する必要があります。

 

ところがそれが果たされないときに、エネルギーは病気という形で気を燃焼しようとします。

病気は単に気を病むだけでなく、それによって澱んだエネルギーを放出している意味を持ちます。

 

他に、自分が持っていない気を無理に使おうとしても身体にダメージと消耗を与えます。

 

 

 

健康を占うときに、身体に配当された五行(五臓六腑)と宿命五行の数理法数値との関係を見ます。

 

気グラフ(青龍塾での名称)で見てみます。

 

 

これは私の初旬の大運の気グラフです。

 

大きく振り切れている金性があり、14、15才時が人生一番の金性が強い時期です。

 

 

 

もともと美術部に入っていたのですが、なぜかこの頃、急に思い立ってまったく畑違いのバスケット部に入部するも、激しい練習と体育会系部活にありがちな?理不尽な上下関係についていけず3ヶ月で退部しました。

 

しかしこれだけでは燃焼できなかったのでしょう、ある朝目が覚めると呼吸がほとんど出来ない状況になっていました。

 

急性気管支炎。

 

特に15才時、金性と日干甲の間に入る水性もゼロになって、金性に直接打たれています。

 

 

小さい頃からアレルギーも持っていて、遺伝だろうと思っていましたが、金性の不完全燃焼であらわれる可能性があるのは「肺に関する病気・呼吸器関係・アトピー・アレルギー性の疾患・喘息」などなど。

 

 

 

この後、3旬目に一度金性の値が高くなったのが、次女を産んだ頃。

この時もかなりひどいアレルギーが出ました。

 

 

今も金性(私にとっては車騎星・牽牛星)は相変わらず強いのですが、役割消化しているとみえて、アレルギーなどはまったく出ていません。

 

 
そういえば、長男は土性が小さい頃から突出しているのですが、幼い頃は砂糖を舐めるくらいの甘い物好きでした。(今はそうでもありませんが)
 
同じく土性の強い次女は無類の芋好き。
 
土性の食べ物担当は「穀物・イモ類・甘い物」などなど。
 
 
最後、話が逸れてしまいましたが、与えられた気をしっかり使う。
 
気グラフを活用して自分の気の流れを把握できれば、天気予報ならぬ人生予報になりそうです。
 
 
 
それにしても、初旬でのこの金性の強さ。
 
病気で消化してしまったエネルギーは、もともと何に使うために準備されていたものだったんだろう・・・時々ふと考えます。