最期に告げたのは細やかな願いだった

明け方の街
通り抜ける風
僕は独り君を思い
泣いたふり

蜘蛛の巣が仄暗い夢を伝っていく

もう会えなくなるのに
僕は立ち去った
気付かなかった愚かさに
何て言い訳をしようか
居なくなって気付くなんて
在りふれた事を
考えているとまた
朝が来るんだ

朝日注す街
夜が逃げていく
僕は独り君を思って