「FLOWERS FOR ALGERNON」「NEO FASIO」「HIGHER SELF」

 

田家さんと子安さんなんかが、ヒムロックのソロデビューからラスギグまでの活動内容やアルバム、楽曲なんかをラジオ(だったかな?)で語っててね。それを文字にして掲載されてたページを読んで、「そういや、ウチのサイトでも、アルバム総評はやってたな」なんて、思い出してね。

テキストサイト閉鎖しちゃったんで、ご覧いただく機会がなくなっちゃったんですが・・・だったら、ブログで復活させてみようかな、と。

テキストサイトからの、それも古参のゲストのみんな・・・

 

 

 

 

「焼き直し(プッ)」とかいうな! (笑)

 

 

 

軽く推敲、加筆修正はやってますよ。とはいえ、

 

 

 

 

 

いずれも10年以上前に書いた記事がベースですんで、いろいろとご容赦を(笑)。

 

 

 

※ブログの初出は2020年12月27日。上の「10年以上前」というのは、「ブログ初出からさらに」ということになります。

 

 

FLOWERS FOR ALGERNON(1988.9.1)

 

収録曲

1.ANGEL

2.ROXY   

3.LOVE & GAME

4.DEAR ALGERNON

5.SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL

6.ALISON

7.SHADOW BOXER

8.TEST OF MONEY

9.STRANGER

10.PUSSY CAT

11.独りファシズム

 

Songs written by――1.3.4.9.10.KYOSUKE HIMURO(word & music)、2.8.KYOSUKE HIMURO(word)・KYOSUKE HIMURO & KEN YOSHIDA(music)、5.~7.KYOSUKE HIMURO & GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、11.SHIGERU IZUMIYA(word)・KYOSUKE HIMURO(music)

 

ヒムロックの記念すべき「ソロ第一弾アルバム」です。

「第1作」ってこともあって、結構、BOφWYを引きずってます(笑)。そういう意味では、ファンの間でもやや賛否両論的なトコもなくはないです。

でも、オレは好きですね~。なんていうか、こう、「それでもBOφWYとは“なにかが”ちがう曲調」「後のソロともちがう」っていう感じで、

 

 

 

 

 

何となく「ヒムロックがやりたかったBOφWYって、じつはこんな感じだったんじゃ?」なんて思わせるトコなんかが好きです。

 

 

 

BOφWYって、いうまでもなく、氷室と布袋が主導権を握ってたわけですが、両者は「“ポップン・ロール”=“(ロック+ポップス)/2”的な楽曲をやりたい」ってトコでは、一致していた。

でも、それはあくまで「大局的なもの」であって、布袋は「それでもロック志向」であるのに対し、氷室は「結構、ポップス志向」なんだよね。まあ、「氷室=メロディ寄り、布袋=サウンド寄り」とでもいうか。

ってか、氷室の場合、「カッコよけりゃ、何でもいい」的なトコがあった(笑)。だから、「DON’T ASK ME」(BOφWY)や「DEAR ALGERNON」「独りファシズム」(ともにソロ)のようなフォークっぽいのもあったりする。

まあ、「ヴォーカリストとギタリストの違い」いわちゃえばそのとおりだと思うけどさ・・・ただ、そのせいか、この1stは「めちゃめちゃわかりやすい、ヴォーカル・アルバム」になっており、「たしかに“BOφWYっぽい”んだけど、“布袋の志向”が抜けている分、『BOφWYよりもさらにポップなロック』になってる」みたいなことがいえると思います。

でも、そのせいで、「BOφWYから入った組」からは、「ちょっと(バランスが)ポップのほうに片寄りすぎてない? っていうか歌謡曲すぎない?」みたいなこといわれ、「中期以降の氷室ソロから入った組」からも、「何ですか、この『薄っぺらい』っていうか『軽い』音は?」みたいなこといわれて、敬遠されがちだったりする(笑)。

氷室本人やファンにとっての代表曲ともいえるANGELは、アルバムverです。この曲はシングルverのほうが疾走感があって、カッコいいかな。このFFA収録verは、ややスローテンポですよね。

って、氷室の楽曲(先行シングルや、シングルカットされた曲)は、全体的に「シングルverのほうがいい」という傾向があったりしますが(笑)。

「SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL」は、ライブver――とくにONSやラスギグのバージョンなんかもカッコいいです。ラスギグのジャズ・テイストを取り入れたようなバージョンは、お気に入りです。

STRANGERも、色褪せない名曲ですね。

 

 

NEO FASIO(1989.9.27)

 

収録曲

1.OVERTURE

2.NEO FASIO

3.EPCAPE

4.CHARISMA

5.COOL

6.SUMMER GAME

7.RHAPSODY IN RED

8.MISTY

9.CAMOUFLAGE

10.CALLING

11.LOVE SONG

 

Songs written by――1.MASAHIDE SAKUMA(music・インスト)、2.~5.7.~9.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、6.KYOSUKE HIMURO(word & music)、10.11.KYOSUKE HIMURO & GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)

 

かなりヒムロックの趣味が全面に出てます。

 

 

 

 

 

「どポップス」でも「ハードロック」でもない、「(いわば)“B級ポップ”感全開!」

 

 

 

って感じで、初心者には非常にとっつきにくくなってます。

かくいう私も、最初はダメでしたが(苦笑)、聴いているうちに好きになってましたね~。

いや、ホントに、最初は嫌いだったんですよ(笑)。「やっぱBOφWYのほうがいい」「こんなのやってたら、ソロでは成功しないんじゃない?」って感じで。

「音」的には、なんていえばいいのかなぁ・・・? なんか、こう、「変に“サイバーっぽい”」とでもいえばいいのか、「80年代末にイメージできた世紀末感」とでもいえばいいのか・・・。マンガの「AKIRA」の世界観っぽい、とでもいうか(オレは、AKIRAという作品は未読、未視聴ですが/笑)。

とくに、「EPCAPE」「CHARISMA」「MISTY」なんて、当時はそのよさが全くわからんかったし、「CALLING」(なぜか20年近くして『FF7AC』のEDに使われた曲ね/笑)も、「氷室も綺麗事歌うようになっちゃったか・・・」なんて、ある意味で見損なっちゃったトコもあったり・・・

まあ、「COOL」と「SUMMER GAME」は好きでしたけどね。タイトル曲「NEO FASIO」も、元々好きだったかな。

ってか、「SUMMER GAME」と「RHAPSODY IN RED」は、このアルバムの中では毛色が違っててね。

前者は、「疾走感あふれるビートロック」って感じで、「ANGEL」や、のちの「NATIVE STRANGER」なんかにも通ずるトコがあるような気がします。

ちょっと話はそれるけど、ヒムロックのビート系の曲って、やっぱこういった「疾走感あふれる」系の曲のほうが好きですね。

同じビート系でも、「KISS ME」「SLEEPLESS NIGHT」「Claudia」といった「マイナー調なビート系」なんかは、たしかに「サマゲ」なんかと同様に「ビートが心地いい」ってとこはあるし、好きではあるけど、なんつーか、「サマゲ」なんかが「短距離走」「まさに疾走」って感じなら、「KISS ME」なんかは「中距離走」「飛ばしてはいるけど、どっか微妙にペース配分も」って感じがしません?

そういったこともあって、「サマゲ」は当時から好きでしたね(同じ理由で、「ANGEL」も「2003」より無印のほうが好き)。

まあ、そういっても、このアルバム、はっきりと「ビート系」といえる曲は、「サマゲ」くらいなもんです。

かといって、メロディアスなポップ・ナンバー(やバラード)が多いかといわれれば、そんなこともない(強いていうなら、前述の「RHAPSODY IN RED」が該当するくらい。まあ、個人的には「~BLUE」のほうが好きだったりもする/笑)。

やはり前述のとおり、「ポップスでもロックでもない、B級ポップ」としかいいようがないですね。まさにヒムロックの(当時の)趣味全開な作品です。

ただ、まあ、最初はダメだったけど、ある程度、年齢を重ねた以降は、このアルバムも大好きになってましたね。

当時はそのよさが全くわからんかった「EPCAPE」「CHARISMA」「CAMOUFLAGE」「MISTY」なんかも、30過ぎた辺りで、普通に好きになってたし。ってか、「MISTY」は、いまでは大好き(笑)。

そんなわけでね、この作品は、ファンへのサービス要素を大幅に削ったのが、逆に成功につながった数少ない例だと思います。それにより、「作品の特殊性」を表すことに成功し、また、「その特殊性による統一感」も築き上げることができたわけだから。

 

 

HIGHTER SELF(1991.4.6)

 

収録曲

1.CRIME OF LOVE

2.BLACK-LIST

3.VELVET ROSE

4.PSYCHIC BABY

5.MAXIMUM100の憂鬱

6.WILD AT NIGHT

7.STOMY NIGHT

8.CLIMAX

9.CABARET IN THE HEAVEN

10.MOON

11.JEALOUSYを眠らせて(Album ver)

12.LOVER’S DAY(インスト)

 

Songs written by――1.8.KYOSUKE HIMURO(word & music)、2.3.5.7.9.10.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、4.6.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO & SHOICHI TOMOMORI(music)、11.KYOSUKE HIMURO & GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、12.KYOSUKE HIMURO(music・インスト)

 

基本的には、前作同様、「B級ポップ感全開」なアルバムです。

ただし、こちらは、前作と比べれば、かなりバラード寄り。

「VELVET ROSE」「STOMY NIGHT」「MOON」は、まさに名バラードです。

とくに、「VELVET ROSE」はかなりのお気に入り。その、遠慮なしに「悲恋」というものを漂わせまくってるメロディと歌詞は、まさに秀逸!

――といった趣旨を、かなり前に某2chで書き込んだら・・・「おまえ、女だろ」「30過ぎのオババ」認定されちゃいました(いや、オレ、当時の時点で30過ぎのおっさんだって/笑)。

まあ、そうはいっても、このアルバムも(全体的に)発売当時はそのよさがわからなかったアルバムでしたけどね(これも、ある程度は年齢を重ねて、ようやく・・・/笑)。

JEALOUSYもやっぱ、シングルverのほうが好きですね。

「CRIME OF LOVE」は、後のONSのアレンジがカッコいいかな。

「LOVER’S DAY」はね・・・

 

 

 

 

 

やっぱり、歌詞ありのシングルverを収録してほしかったです(笑)。

 

 

 

まあ、発売前から、「シングルとはバージョンが違うんだろうな」というのはわかってましたけどね。