ネタバレ注意!



まあ、キャラデザは原作準拠というか、「次元大介の墓標」に近い絵柄でしたね。って、同じ人がデザインしたのかな?
今回は、「不死身の血族」というサブタイトルです。
ちなみに、「次元大介の墓標」については、こちらに。↓

LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標

で、「次元大介の~」でマモーが出てきましたが・・・。
次元のあとも、五右衛門、不二子ちゃん、銭形のとっつぁんをフィーチャーした作品もありまして(オレは『次元大介の~』以外は観てませんが)、それらすべてと今回の「不死身の血族」、そしてマモーの存在はつながっていた模様です。今回も、マモーは出てきました。
ってか、次元の宿敵だったヤエル奥崎も出てきましたね。利き腕である左腕を次元に撃ち抜かれた彼でしたが、高性能な義手をもって、当初はリベンジのために。

ストーリーとしては、前述の各作品でルパン一味(とっつぁんは一味ではありませんが)の命を狙ってきた、それぞれのライバルキャラたちの裏にはムォム、サリファ、というキャラたち、さらにその裏にマモーがいたんですが、その一味がルパンを挑発することで、彼と仲間たちをムォムとサリファの本拠地である島に誘き寄せてね。
ルパンとその一味も、決着をつけるためにあえてその島、「世界地図にない島」へ乗り込んでいってね。
と、ここまでは「ルパンとしては、ありがちな導入」ではあるんですが・・・まず、





「ルパンととっつぁんが、ここまで弱気になったというか、絶望感を覚えていた描写、初めて見たかも」



といった印象を受けました。
とくにとっつぁんね。ルパンはそれでも、飄々としたトコも見せてましたが、とっつぁんがね・・・。
とっつぁんって、作中最強なんですよ。で、非常に優秀でクレバーな刑事さん。「ルパン一味が束になってかかっても、とっつぁんには勝てない」「だから、ルパンたちは彼から逃げてる」なんて話を聞いたことがあるくらい。
オレらの世代がよく知る、「よく夕方に再放送やってたルパン」――あれはPART2が多かったんですが、そのPART2や、金曜ロードショー枠のTVスペシャルのルパンは、コミカルかつファミリー向けになっているんで、とっつぁんはよく出し抜かれてますが、それでもルパンたちは彼に挑まず、逃げてるでしょ。
ってか、PART2でも、何度かルパンをパクッてたし。
まあ、近年のルパン(新作)では、かなり優秀に描かれてますが。
ともかく、ハイレベルなスペックに加え、不屈の闘志をも併せ持ったとっつぁんが、珍しく弱気ともとれる姿を見せていたというか。
「比較的、一般人に近い感性」という意味で、レギュラーの中では「まとも」といえるかもしれない次元や不二子ちゃんのほうが、普段は「一度は絶望して、事態の重さを演出する」といった役回りを演じそうな彼らのほうが、減らず口叩いたり、冷静にも見えたり。
まあ、そういっても、やっぱりとっつぁんも活躍してましたけどね。
そういえば、冒頭のシーンですが・・・とっつぁん、戦闘機も操縦できるんだな(笑)。「さすが中の人がスパイク・スピーゲル」というか(笑)。

で、今回のラスボスであるムォム。このキャラは「マモーが瀕死の類人猿を不死身にしてみせた」「それが進化して人間の姿形となり、知能も身に着けた」って感じでね。まあ、現代の言葉はまともに喋れないんですが、「類人猿の身体能力に、現代人の知能」を持ってるわけですから、そりゃルパンやとっつぁん、次元、五右衛門が大苦戦するよな。
さらには、島の至る所に、マモーが作り出した「生体兵器」ともいえる殺し屋たち。前述のヤエルなんかも、マモーに改造されたのかな? ともかく、名もなき敵キャラたちでさえ、一騎当千の猛者たちでしたね。
とはいえ、ヤエルたちのようなネームドキャラたちは、自我はちゃんと残っててね。次元に対し、「おまえを倒すのはオレだ」とばかりに、最後は彼らと共闘するんですが・・・ってか、





ヤエルがいなかったら、次元、五右衛門、不二子ちゃん、とっつぁんは、確実に死んでたよな。



それくらいの大活躍でした。ただ、最後は次元や、ムォム戦でヤエルに助けられた形となった五右衛門が、弔意を示すことに・・・。

ラストはね、ルパンがムォムの「不死身の秘密」を暴いて、彼がムォムの「心臓」を撃ち抜いて、ムォムを殺してね。
ってことは、やはり「不死身」であるマモーにも、その秘密というか、弱点はあるんだろうね。「そこを突けば、マモーを殺せる」といったウィークポイントが。
まあ、マモーは、今回は現場に出なかったので、まだ死んではいませんが。また、サリファも生き延びてます。
そういえば、ムォムの声は片岡愛之助、サリファは森川葵なんだってね。ふたりとも、声の演技も達者だなぁ。
ムォムは独自の言語を喋るキャラであり、サリファは幼女でありつつ、黒幕というか、深層や真相を知っているキャラでしたからね。本職のアニメ声優さんでも難しいんじゃないかな。
で、サリファには分身も出てきてね。そのうちのひとりが、クラリスを演じた島田須美。キャストロールを見て、びっくりしたな。あと、コナンくんの高山みなみも、分身のひとりを。

この作品は見応えありましたね。続編をやってほしいくらい。
ってか、時系列が続いている作品はやるでしょうね。マモー、サリファは健在なんで。まあ、サリファは、次も森川葵がやってくれるかは、わかりませんが。
ともかく、ルパン一味ととっつぁんが大苦戦した、それでもしぶとく勝ち残った、久しぶりに「手に汗握る作品」でしたね。
それにしても、ルパンにしても次元にしても、あんだけボコボコにされながら、よくワルサーやマグナムを手放さないよな。五右衛門は斬鉄剣を。って、その辺は野暮でしょうかね(笑)。

エンディング曲はB'zでした。「The IIIRD Eye」という新曲です。もちろん、カッコいい曲でしたが、





どうせなら、稲葉さんが「♪真っ赤な~、薔薇を~」とか歌ってくれてもよかったかもね(笑)。



「ルパン三世のテーマ2025」とかね。

そうそう、「次元の墓標」ともつながってるんで、その作品のシーンなんかも回想で使われてね。
ですんで、エンディングでは「次元大介・小林清志」といった表記も。もちろん、本編は大塚明夫ですが。
ただ、小林さんの次元、やっぱ懐かしかったです。