最近の若者は…… | 書道家 北村雲星の小ネタ集

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先日、電車に乗ったら、全ての座席に小学生が座っておりました。


どうやら社会科見学の後らしく、引率の先生らしき人があちらこちら歩き回っておりました。


私が小学生の頃は、両親に

「半額料金は座りたがるな」

と躾けられたものですが、まあ、今はそういう時代でもないでしょう。


……でも、次の停車駅で、赤ちゃんを抱えた女性が乗り込んで来たのに、誰も何も反応しないのには驚きました。


これだけ人数がいたら誰かしら席を譲るだろう、と思ったのですが。


自分が小学生だった頃を思い返してみても、率先して席を譲るだろう同級生の顔が何人も思い浮かびましたし。



また、その数日後、今度は中学生らしき集団で全ての席が埋まっておりました。


どうやら部活の試合か何かの帰り道らしい……。


そして、また次の駅で赤ちゃんを抱えた女性が乗車して来ました。

東海道線、子連れ率高いなっ!!Σ( ̄□ ̄lll)

……とか関係ない事を思ったりしましたが、しかし、やっぱり誰も席を譲る気配もなく。


試合か何かで疲れているのかもしれませんが、いくら試合で活躍したって、こういう場面で席を譲れなければ人として終わってる、と思うのですが……。


日本の道徳、どうしてこうなっちゃったの???

と、その日一日、悶々としてしまいました。


まったく最近の若い者は……、とか思ったけれど、そこで前に師匠から聴いた話しを思い出しました。


なんでも、三千年ぐらい前に、

『最近の若いもんは……なっちょらんっっ!!

みたいな事を書いた石碑があるそうです。


つまり、まあ……、何千年経っても年寄りは若者の行動を嘆いている、って事ですね。



考えてみれば高校生の頃、新聞の投書で、

『最近の若者は年寄りに席を譲らないっ!!』

とか書いてあるのを読んで、

「お前が見た若者を、若者代表にするじゃねーよっ!」

と思った事がありました。


あれと同じ事をいつの間にか自分もしていた、って事です。



生物学的に言うと、ヒトは悪い事の方に意識が向きがちらしいです。

危機管理能力、というやつでしょうか?


自分の嫌いな物、敵対する物、悪い物を素早く見つける能力に長けているらしいです。


つまり、悪い物ほど目立つ、という事です。


街とかテレビとかで、耳を塞ぎたくなるぐらい下品な言葉遣いをする女の子をよく見かけ、あたかも日本人女性全てが下品になってしまった様に錯覚する時がありますが、よくよく聴いてみると大半はまともな言葉遣いをしています。


ただ、下品な女の子ほど声が大きいので大変目立つ、という事です。


師匠の子供教室のお手伝いに行きますと、数分と座ってられない子供や、人の傷つくような事を平気で口にする子供がいたりします。


最近は多動児がどうのこうの言って甘いからなぁー、最近の子供は躾けがなってないなぁーとか、『最近の子供は――』と、一括りで考えてしまったりするのですが、よくよく見渡してみると、教室の隅っこの方で、黙々と、それこそ自分が子供だった頃には考えられなかった集中力で課題に取り組む子供がいたりします。


当たり前ですが、騒がしい子供の方が大変目立つ、という事です。



私も含め人は、当たり前だと思っている事柄よりも、嫌いな人や物、悪い事柄を強く意識します。


そして実は身の回りにはそれ程悪い事柄はない筈なのに、あたかも悪い物が溢れかえっているように錯覚してしまいます。


世の中、そんなに悪い人ばかりじゃない。


……むしろ、大半はまとも。

悪い人が目立つだけっ!!


最近の若者……。

よく見れば、意外と(・∀・)イイ!!



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