書道をやっていると、かなりの頻度で自分好みでないお手本に出くわします。
線質が難解だったり、結体が自分の美的センスとまったく違ったり、そもそも書風そのものが理解出来なかったり、と色々あります。
そういった時、
「嫌だ、嫌だ」
と思いながら書いていると、自分にとって何の成長も望めません。
嫌々書くぐらいなら、書かない方が時間を無駄にしなくて良いでしょう。
……でも、練習しないと字は上手にはなりませんし、色々な字をお手本にしないと表現の幅が広がりません。
では、どうすれば良いか?
そういう自分好みでないお手本に出逢った時は、まず、本当にそのお手本の全てが嫌いかどうか見てみます。
でもって、お手本の中で、自分好みの箇所を探してみるのです。
例えば、
「この字は嫌いだけど、この字は割りと好きかな?」
とか。
字自体が好みでなかったら、
「この字のこのハネは好きかな? この折り返しは格好良いかな?」
とか。
たぶん、細かく見ていけば、
『そのお手本の全てが嫌いっ!!』
という事はなく、きっとどこかしら好みの部分がある筈です。
そういった箇所を探してから書き始めると、前向きに練習に取り組む事が出来ます。
私は以前、自分好みでない字というのが身の回りに溢れておりました。
でも、お手本の好きな箇所を探すように心掛けるようになってからというもの、どんなお手本でも前向きに取り組めるようになり、自分好みでなかったお手本でも、次第に良さを感じ取る事が出来るようになりました。
嫌だ、嫌だと言って全面的に否定するよりも、好きな部分を探した方が自分にとってプラスです。
きっとそれは書道だけでなく、仕事や対人関係でもそうでしょう。
パッと見で判断しない。
これ重要!!
ふたばの星 書道教室:http://cloud-star.jimdo.com/
