『煙道内火災』薪ストーブメンテナンス。その1 | 鹿児島薪ストーブ専門店クラウドパイプのブログ

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南九州鹿児島を拠点とし、薪ストーブのメンテナンスと工事の展開記録です。
また、鹿児島の薪ストーブ情報やイベント情報などもUPしていきます。

皆様こんにちは。

3月に突入し、ここ鹿児島市は随分と過ごし
やすくなってまいりました。

っと、
言いつつも、つい薪ストーブに火を入れてしまいますね^^

しかたないです。

日光浴をしているみたいで快適なんですから^^


さて、今回の内容はタイトルの通り『煙道内火災』が
起きてしまった宮崎県の薪ストーブユーザー様宅です。

少々、長文ですがこれは是非ご覧頂きたい記事です。
特に薪ストーブユーザー様は見ておいて損は無いでしょう。




上記の写真をみて頂ければ解ると思いますが、

一目瞭然です。

タールに着火し、炎で焼かれたあとですね。

まず状況は、2階床貫通直出し・クリアランス45°振り、

角トップ。

機種:ファイヤーサイド社「アンコール/エヴァーバーン」
                    
    


1Fより「シングル煙筒」で、
2F床貫通部は「2重断熱煙筒」、
2Fより天井部までは、シングル煙筒。

ドラフト(煙の引き)なのど問題等で
最近では行わない煙突プランですが、
なんと言っても問題は

『火災』の危険性です。

少し前までは、コストダウンや2Fも温めると言った
一般的なプラン。

しかし、こういったプランの場合はしっかりと

施工者側が取扱い説明・メンテナンスの重要性を
エスコート※してあげないといけません。

初めに説明しただけでは、使い方は使用する間に

色々と解ってきてもメンテナンスに関しては

なかなか解らないし、おろそかにしがちに

なってしまうんですね。

※ここで言うエスコートとは、実演の手ほどきで
 メンテナンスのやり方や重要性を生で、
 ユーザー様に伝えるアフターメンテナンスのこと。

 
そして、使用しているうちに
・最近燃え上がるのに時間が掛かる
・着火時に煙が逆流する
・ガラスが曇りやすくなる
etc・・・

と感じながらも使用していたら

煙突が1Fはもちろん2Fまで

煙突が真っ赤に染まり、心配になって

外から見てみると煙突が炎上していた為

消防署へ緊急連絡。

その後、無事消火し

寒さを我慢して使用する事を

辞めていたが、やはり諦めらなくて

再度使用することに不安があった為

クラウドパイプへ連絡と至った。


これが、今回の流れです。

それにしても、設置業者はどうしたのかと
問いかけると、数年前に防鳥ネットの設置
でトラブルがあり、それっきり取合って
くれない・・・・

ユーザー様:ネットを製作したのに、鳥が入ってくる。
業者:ちゃんと取付けましたので、あり得ません。
 
まあ、「やった」の「やってない」などの
言い合いだそう^^;

そして、私が確認した所・・・



たしかに、メッシュ(網)が取付けられていて
下からは、入らないでしょう。。。
しかし、上の部分はスカスカですので、
小鳥は入るでしょう。

まぁ、欠陥施工はおいといて。


ただ、ここ注意です


『目の細かいメッシュは、外部からの侵入物も
防ぐが、内部からの出て行く物も妨げる。』


メリット・デメリットの説明不足があると・・・

この結果です。↑写真

日頃より、確認がしにくい(屋根勾配が45°等)所や

ユーザー様がメンテ出来ない場所にある、煙突の場合は

後先のことも考慮し責任を持って様子をみてあげるなど
の気配りが必要です。

それが、出来ない場合は初めからこの様な施工は
してはいけませんね。

小鳥(殆どスズメ)が入ってきたら素直に
薪ストーブの扉を開けて自然に出て行くのを
待つとはっきり伝える。
それも無理なら使用しない場合は
煙突外して、袋を付けておく。

こういった、あの手この手の提案もあります。


それにしても、どうでしょう?

見事に塞いでますね。

暖かい空気は上に行きますから、上が塞がれると

煙は出にくくなります。

そして、シングル煙突の部分は放熱し空間を

温めてくれる反面、煙道内部ではタールを含んだ煙が

熱を奪われます。そうすると、単純に結露現象が

起きるわけです。

一方、薪ストーブ炉内部は燃焼効率が悪くなり(炎がくすぶる)
完全燃焼しにくくなります。
そうすることで、焼き切れてない(半生)煙が
どんどん出る。
薪ストーブの炉内もそのうちべったり(ピカピカ黒光り)
タールがこびり付き色々と不具合を引き起こします。


~ガラス窓(シングル)で例え~
温かい空気は、沢山の水分を保てる。
冷たい空気は、少量の水分しか保てない。
     っと言う事は
水分を含んだ空気が、外部の冷たい空気で冷やされた
ガラス部に接触し冷やされ、持ちきれなくなった水分を
落としてしまう。

これが、煙道内にタールが付きやすくなる原因。

*悪循環サイクル内訳*
①出口塞がれ
②煙道内は詰まりやすい環境
③ドラフトが弱まり不完全燃焼

上記3点+これだけなる薪※1=そのうち詰まる

これが、答え。


※1環境だけではなく、薪の含水率も重要。
 薪は、良く乾燥した物を使いましょう。
 なかなか解らない場合は、遠慮なく
 専門店に尋ねましょう。





今回は、運良く全焼などといった大変な事故
にならなかった為良かったですが、いかに
メンテナンスが大事かがお分かり頂けたと
思います。

そろそろ、薪ストーブやペレットストーブも
メンテナンス時期に差し掛かってきております。

皆様もお気づきの点がある場合は、気を付けてみて
ください。



作業内容は次回更新致します。





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