The Earth -第56話- 『思い出す』
シルクハット・・・
そうだ、元はと言えば・・・
僕は、シルクハットの男と会ってここに来たんだ・・・
夢の・・・奇術師・・・・・・
彼が本を開き
気づけば、ここにいて
そして、ここでは、虫が国を操り、その虫を誰かが操っている
それに反抗しようとする多くの人々
ダルゲンさん・・・
!
ふと何かが僕の頭の中によぎった。
何かがおかしい・・・・・・
それが何かははっきりとは分からないけど、
どこかが矛盾している。
「・・・でも、今はとにかくここから出なきゃな」
ぼくはノートを置いて、立ち上がった。
旅の途中44
どうもお久しぶりです、左近です

どうやら1月1日以来の更新になるようです

いやあ、でも、右近のおかげでブログが荒廃しないで済みました

どーもです

今学年末試験の1週間前なので、あまり更新できないとは思いますがよろしくお願いしますね


右近の独り言 ~第20回~
どうもこんばんは、右近です。
昨日やっとこさ『Peace by magic』の方を更新することができました。
多分、次の話を執筆後、ブレイズの過去──外伝を書いていきたいと思っています。
この隠居部屋を訪れていただいている皆さん、これからもよろしくお願いします。
それではまた。
ノシ
【Peace by magic】 †第2章† ~第3話~
†第2章† ~第3話~
『任務成功』
────────────
エルヴェン国首都『ランドールから少しばかり離れた所にある都市『ミッツェル』──。
都市──『ミッツェル』はエルヴェン国のほぼ中央に位置し、首都に次ぐ繁栄を誇っていた。
都市『ミッツェル』某所─。
一人の老兵士が目の前の扉を軽く二回ほどノックする。
ずいぶんと顔つきが真剣で、ひどく緊張している様子だ。
この老兵士──バーディ=ヴォルック──は百戦錬磨の猛将として称えられており、『兵』の一人である。
よほどの事がない限り、額に冷や汗をかくほど緊張はしないだろう。
「どうぞ」
綺麗で透き通った声が扉の向こうから聞こえてくる。
バーディは反射的に扉を開け、敬礼をした。
五十四になる老兵の目は衰退だとしていない。むしろ威圧感を感じさせる。
だが、それをも上回る威圧感が老兵の目の前に在った。
「失礼します」
「久しぶりね、どうぞ」
目の前にいる兵士は女だ。
それもまだ若い。体つきは細く、背もそこまで大きくはない。
城下町で騒ぐ婦人の方が強く見えるほどだ。
だが、彼女は五名の『兵』を率いる『将』である。
『将』──とはエルヴェン軍の階級の中でトップに位置する。
その下に『兵』がいて、中将、少将、准将、次将、大佐……と続くわけだ。
つまり、エルヴェン軍の全指揮権を持っていると言っても過言ではない。
国の頂点に君臨する者──国王が一番の指揮権を持っていることはもちろんだが、ハリオネールは戦争に関しては知識は皆無、それに自信すらないので自動的に『将』が軍を動かす、ということになるのだ。
椅子を勧められたバーディはかしこまりながらゆっくりと座る。
それを見届けた後、女もひどくゆっくりと座った。
この人が軍人と忘れさせるほど華麗に。
「それで用とは何です?」
「ミーシャ将に今後の軍の方針を伺いたいと思って参りました」
「……戦争ですか?」
少し間を置いて『将』──ミーシャは訊いた。
バーディは深く頷く。
「そうですか」
ミーシャは視線を床に下ろした後、ふっと軽い溜息をついた。
そして、しばらくの沈黙が続いた後、ミーシャは真剣な眼差しでバーディを見つめた。
彼女の一言で何万という命の運命が決まる。
バーディはその一言は決して軽んじてはならないと思っていた。
「──今は動きません」
彼女は丁寧かつ囁くように断言した。
老兵士は無言のまま敬礼した。
エルヴェン国──首都『ランドール』──
日付が変わったばかりの真夜中。
首都『ランドール』は混沌に満ち、数多の感情で溢れていた。
憤怒。
哀愁。
嫉妬。
憎悪。
これらの感情は全て、エルヴェン国へと向けられていた──。
真夜中の豪雨。
人々が泣き叫び、怒り喚いている最中、武装した兵士がその道を通る事は容易かった。
例えその兵士が国王を殺そうとしていても──。
「貴様等っ!!何者だ!!」
ランドール城付近にいた一人のエルヴェン軍兵士が不振な男に近づく。
その男は体に武器を仕込んでいたが、豪雨と夜の闇によって確認できない。
「我、炎を消す者」
男は一言呟くと、目の前の青年兵士を一突きにした。
「ぐわぁぁぁっ!!」
兵士は悲痛の叫びをあげたがその音は突如現れた雷鳴によってもみ消された。
「これで城下の護衛は全滅だ。城へ入るぞ」
男が振り向いた闇の先には、数百名の武装兵士らが雨に打たれながら腰の剣を抜いた。
それから十分後。
ランドール城──ハリオネール宮殿
「ハリオネールを暗殺する。第二中隊は宮殿内を制圧しろ。俺が殺る」
「はっ」
闇に溶け込みやすい黒の服を身にまとったリーダーと思われる男は宮殿内を知り尽くしているのか、ゆっくりとハリオネールの寝室へと向かった。
寝室前の護衛は手薄で、ほとんどの兵士は扇動された民衆の鎮圧へと向かったようであった。
男は手馴れた手つきで小型のナイフを取り出し、あっさりと護衛を倒した。
「ここか……」
男は肩で一回息をすると、音を立てないよう慎重に扉を開ける。
入ってしまえば事は容易い。
大きなベッドに近づくと、ハリオネールが寝息を立てていた。
「炎国の王よ。永遠に眠るがいい」
男は一瞬息を止めたかと思うと、先ほどの小型ナイフをハリオネールの胸に垂直に刺した。
ハリオネールは一瞬にして絶命する。
こうして炎国の王は尊い命を奪われた。
「任務完了」
男が小さく放った言葉と同時に雷鳴が轟いた──。
一人のシャドー隊員が城の高台で城下を制圧しているデビルに合図を送る。
“任務完了”の合図だ。
デビル──ダーヴォンはその合図を見て、そこにいる百名ほどに目配せをする。
彼らは万が一見つかった時のしんがりを務める部隊だ。
城内に侵入した約三百名の脱出が確認できてから自分達も退却する。
彼らはいつでも戦闘できる態勢を取っていた。
ハリオネール暗殺から二十分後。
時刻は深夜の一時を回っていた。
城内にいる兵士のほとんどはすでに夢の中で、城内を警備する兵士も街へと出ている。
ランドール城はほぼシャドーによって制圧されていた。
しかし、運が良いのか悪いのか。起きているエルヴェン軍兵士が二名いた。
その二名共が、『兵』だった──。
「ラビート、こんな老人と雑談しても面白くないじゃろ」
「いえいえ、いろいろと為になりますよ」
「フン、青二才が。まだまだわしを喜ばすには早いわい」
二人は笑いながらハリオネール宮殿内へと入っていく。
が、入った瞬間、二人の目の色が変わる。
「いつもと雰囲気が違いますね……」
「うぅむ。それも良くない雰囲気じゃ。こんな天候の夜は宮殿内も荒れとるようじゃの」
老人──ギガンズ=オーガーが目線をずらした先にはわずかばかりの血痕があった。
「これだけ護衛が少ないとなると何かありますね、別れましょうか?」
「そうしよう、わしは宮殿の裏口を見よう。お前は王の寝室を頼むぞい」
「了解です」
二人はふっと闇へと消えていった。
オーガーが裏口に着く前に何度か武装した兵士らと戦闘があった。
もっともオーガーには傷一つ付ける事ができずに死んでいったのだが。
「こいつ等はエルヴェンの兵士じゃないのう。嫌な予感が的中じゃ」
斬り殺した死体を見て、オーガーは呟いた。
「手遅れかもしれんな……」
裏口へ着くと、武装兵の数は一気に増えた。
どうやらこの裏口から進入していたらしい。
「貴様等っ!!何者じゃ!!」
オーガーは咄嗟に叫んでいた。
一方、ハリオネールの寝室へと向かった青年の『兵』──イシュヘル=ラビートも異変に気づく。
護衛が全滅しており、寝室の扉も半開きとなっていた。
護衛兵の死体の傷はとても綺麗で、即死の状態だった。
「ほぉ、ずいぶんと腕の良い野郎が来たんだな」
ラビートはすっと息を吐く。何かを覚悟したようにも思えた。
そして、勢いよく寝室の扉を開け、ぐんぐんと大きなベッドへと近づいていく。
ハリオネールの近くに行くと一瞬で理解できた。
──殺られたッ!!!
「国王!!」
ラビートは叫びながらハリオネールの脈を取る。動いていない。
心臓に的確に刺さっているナイフは見事な物だった。
が、柄の部分がまだほんのりと暖かかった。
「まだ城内にいる」
ラビートは全速力で来た道を引き返し、宮殿の門へと向かっていった。
「貴様等!!何者じゃ!!」
宮殿の裏口を出た所にある城の高台でエルヴェン軍兵士に叫ばれた。
「ハリオネール国王を殺したのはお前たちじゃな!!」
近くの武装兵らは声があまりにも大きかったため、ばれる前に殺そうと斬りかかった。
が、兵士が背中にある一本の剣を抜き取った時に一瞬だけ閃光が起きた。
その閃光を諸に見た武装兵は怯んだ。
視界を奪われたのだ。
「ぐぁぁ!!」
「目がぁっ!!」
さっきまで叫んでいた兵士が剣を握り締め走り出す。
疾風の如き速さで味方の武装兵らが斬られていった。
「うわ……」
その一部始終を見た武装兵──シャドー隊員らは一斉に退却を始める。
もちろん、シャドー隊員を見逃すわけもなく、エルヴェン軍兵士は追撃をしようとした時──。
ガキィン!!
と豪雨の中でもはっきりと聞こえた金属音。
それはもう聞き慣れたであろう音。
「シャルエさん!!」
エルヴェン軍兵士の剣を止めたのはシャルエの剣だった。
「私が足止めします。皆さんは急ぎ任務を」
剣と剣がぴくりとも動かない。二人の力は互角のようだ。
だが、ちょっとずつだがシャルエの剣が押し負けてきていた。
──老人にも関わらずこの腕力、只者ではありませんね……。
隊員らが全員無事に逃げ切るまで何とか力を振り絞ったシャルエ。
しかし、段々と限界が訪れる。
シャルエは全身の力を使って剣を無理矢理弾き、相手の体勢を崩そうとする。
老兵士は上半身が軽く仰け反り、一瞬だが背を向けた。
その隙をシャルエは見逃すわけもなく、後ろ足で地面を思いっきり蹴り、一気に突き刺す構えを取った。
が、突いた先は空を切った。ただ剣先が大粒の雨に打たれるだけだった。
自分の視界に映っていないと判断し、体の姿勢はそのまま腕だけを背後の空間に持っていく。
予感は的中し、自分のすぐ後ろにまで迫っていた兵士の攻撃を防ぐことができた。
「ほぉぅ。我が剣撃を受け止めるとはやるのぉ」
「ご老人にしては見事なものです」
雷鳴と共に雨足が一層強くなる。
だが二人はその事を気にも留めようとはしなかった。
──殺らなきゃ殺られる。
今の彼らには、兵士としての役割がもっとも適していると理解していた。
再び雷鳴が轟く。
まるで天上の神が早く戦えと促しているかにも思えた。
白銀の鎧を着ている男が先に動いた。
軽やかに滑らかに無駄のない動きで繰り出す剣の連撃は雷よりも凄まじい。
爆音に近いような振動が無数に起こった。
いつの間にか黒鉄の鎧を着た老兵士──オーガーは二本の剣を扱っていた。
さすがにシャルエの連撃を一本で受け止めるにはきついらしい。
オーガーが何か叫ぶと左手に持っていた剣が突如炎を纏った。
「わしは属性剣を扱う者。火、水、風、雷。わしに弱点はない。諦めるんじゃな」
「面白いですね。私は水属性なんです。なのでこんな事もできますよ」
シャルエは絶え間なく降り注ぐ大粒の雨を一点に集め、巨大な水玉にした。
そして右手で合図をすると、凄まじい威力の水玉がオーガーを襲う。
オーガーは右手に持った剣をぐっと握り締める。
するとオーガーの周りを突風が吹き荒れた。
水玉は風によって飛び散り、そのまま消えた。
二人はもはや何も言わない。
ただ目の前の敵を殺す手段だけを考える、それが兵士であり義務だ。
再び白銀と黒鉄が同時に駆け出し、深い闇の中の残像となって消えていった。
第4話 『城内逃亡戦』に続く。
右近の独り言 ~第19回~
早くも花粉症になりかけている右近ですorz
昨日からずっと鼻づまりと鼻水で死にそうですorz
ティッシュ何枚あっても足りませんorz
毎年花粉症にかかる俺乙。
今日は久々に髪を染めましたw
染めた……っていうか脱色した?
少し色が変わりましたね。
まぁ何回もやっているのでかなり茶髪になってきましたが。
さて、昨年の12月~今月ほどまで『Peace by magic』を少し改変してきましたが、いい加減話を進行させたいので両方進めていきたいと思います。
今週中には第2章─第3話を更新したいと思っているのでよろしくお願いしますm(_ _)m
それではこの辺で。
ノシ
右近の独り言 ~第18回~
右近の独り言、約七ヶ月ぶりに更新ですw
先日バイトの給料日でした。
実は人生初給料。けっこうwktkしながら何買うか迷ったんですが・・・。
たまには親孝行でもしようと思って、親にプレゼントを購入。
今振り返ってみると結構地味なもの買ったなー。
まぁでも素直に喜んでくれたから結果オーライです。
やはり親孝行すると気持ちがいいものですね。
さて、今日の独り言はここまでにしときます。
ノシ
朝
長い長い冬
そして寒い冬
都会の街の地下でネズミの一家が暮らしていた。
母ネズミは椅子に座り、編み物をしている。そして、子ネズミは玩具の汽車をいじっていた。
外が騒がしい
「母さん、春かな?」
子ネズミが親ネズミに尋ねる。
春への期待で目を輝かせている子ネズミに対して、親ネズミはいたって冷静だった。
カレンダーに目を向ける。
「まだ、春じゃないわ」
子ネズミは目に涙を浮かべ、
「でも、じゃあ、何で騒がしいの?」
と再び尋ねる。
親ネズミは裁縫道具を机に置いて立ち上がると、泣いている子ネズミのもとへ来た。
子ネズミの頭を撫でながら優しく
「よしよし…朝が来たのよ」
と言った。
子ネズミは不思議な顔をしたが、親ネズミは言葉を続けた。
「一年の朝が来たのよ」
子ネズミはよく意味が分からなかったが少し心が暖まった気がした。
はこび⑨ 「老人の作戦」
⑥で登場した2人の老人。
爺さん「あいつら予想外に早いぞ(´Д`;)」
婆さん「でも、やつら、今回仕掛けてような罠を切り抜けられるほど頭がよかったんでしたっけ」
爺さん「たしかにのう。わしが仕掛けるのに一週間近くかかった罠じゃしな」
婆さん「ですねえ」
爺さん「それに今思うと、ものすごい罠じゃな、上から石とか」
婆さん「まあ、それに驚いて、しばらくここに来ないでくれると助かるのですが」
ドスーン
近くで石袋の落ちる音がした。
つまり、小屋の近くまで誰かが来たのだ。
爺さん「この音は・・・!どうする、婆さんや!」
婆さん「ちょっと静かにしてください。今考えています」
老婆の頭の中でたくさんの作戦のパターンが現れる。
婆さん「決まりました」
爺さん「・・・!」
婆さん「逃げても体力の衰えた私たちでは、結果は目に見えています。だから、素直に彼らの前に現れて、交渉するべきだと思います」
爺さん「婆さんらしくない作戦じゃな」
婆さん「何か異論でも?( ◎▽◎ )」
爺さん「いえ、ないです・・・はいΣ(~∀~||;)」
はこび⑧ 「走りぬけ!」
ドスン
バスン
ドスン
木の上から多くの袋が落ちてくる。
それと同時に2つの人影が・・・
もちろん、その2人は功凛丸とさちであるが、罠に気づくことのできる功凛丸が、なぜ罠にひっかけているのか。
それは、罠の量が想像以上に多かったからである。
功凛丸がいくら罠を見つけることができるといっても、これだけの量があるとなると長い時間がかかってしまう。
それならば、罠を気にせず走り、上から落ちてきた袋を避ければいいだけである。
ちなみに、さちは功凛丸の背中にいた。
最初は、抵抗していたさちも、今はただ黙っている。
時々、功凛丸が話しかける。
功凛丸「おい、大丈夫か?」
さち 「・・・ぅん」
功凛丸「さっきまで元気だったのに、いきなり静かになったからさ」
さち 「じゃ・・・」
功凛丸「?」
さち 「邪魔しちゃいけないと思って・・・(´_`;)」
功凛丸「ありがとな、でも」
さち 「でも?」
功凛丸「その気遣いも、もう必要ないみたいだな。ほら、茶屋っぽいのが見えてきた」
功凛丸の指差した先には、茶屋(に見える)小屋があった。
さてさて、団子は食べられるのかな?

