人間を含め、地上のほとんどの生物は、栄養素を取り、不要分を排泄します。
その過程で、肉体を構築してゆきます。
不要物が排泄されるのであれば、地球上は排泄物だらけになってしまうはず。
しかし、生命が生まれて、何億年と経ちながら、地球が排泄物で溢れているというイメージはありません。
それは、生物の形態によって、栄養素と排泄物のテリトリーが違うからです。
ある種の生物にとっての排泄物は、別の種の栄養素だったりするからです。
それが、今の地球が排泄物だらけになっていない理由です。
そしてまた、排泄されなかった分の栄養素で成り立っている肉体も、いずれは寿命が尽きて、死を迎えます。
そうして死んだ、その生物にとっての栄養素も、ほかの生物の栄養素と変わり、排泄され、サイクルに組み込まれます。
ところが、このサイクルから外れてしまった成分があります。
石油です。
大した量を知っているわけではありませんが、私の知る限り、石油を栄養素とする生物は、いません。
他の生物によって吸収、排泄のサイクルに組み込まれるはずだった、死に絶えた動植物の体は、なにかの原因で、そうされず、地表の奥深くに沈まり、栄養-排泄のサイクルから外れてしまったものです。
今、人間は、石油を使って、世の中を形成しています。
どんな生物でさえ必要としていない石油を、あえて人間は利用しているのです。
エネルギーという形で利用し、その排泄物として、二酸化炭素やなどを出しています。
二酸化炭素は、植物が使います。
石油として利用する生物はいなくても、二酸化炭素を利用する生物はいるのです。
人間の尊い知性によって、生物にとって利用価値のない石油を、二酸化炭素という価値のある栄養素に変えているのです。
他の動物には、とうてい真似できない技術です。
地球上で、石油を使うことができる唯一の生物、それが人間です。
石油を使うことに誇りを持って良いのではないでしょうか。
太陽光、太陽熱、地熱、風力などの、いわゆる自然エネルギーは、他の生物も使っています。
人間が使わなくても、きちんとリサイクルできるシロモノなのです。
たくさん奪わなくても、いいじゃないですか。
ね。
すべての生き物にやさしく、なんて言いながら、その栄養素を奪うなんてさ、酷くない?
今日も、ちと、酔っ払ってます。
今日はここまで。