それ故、『知力』というステータスが低くなったように感じます。
つまり、昔ほど、「知っている」ということが尊敬の対象では無くなり、「知らない」ことが恥ずかしくない、ということです。
変わって、『識力』が重要になってきている気もします。
『識力』とは、物事を正しく判断する力のことです。
ネットに転がっている『知』の情報が、正確な情報か否かを『識別』する力が必要なのだと思います。
例えば、先の さよならダイノサウルス の記事 。
http://ameblo.jp/closevia/entry-10300020754.html
この本やその内容について、少なくとも、ウソは書いていません。
このタイトルの本は、事実発売されていますし、
『超能力で脳に話しかけるなどという、姑息な魔法みたいな手は使いません』
ということも本当です。
しかし、
『...突拍子もない方向、というか、別の次元に話しが進み...』
という点については、あくまで私の感想であり、読む人によっては『突拍子もない方向』ではないかもしれません。
従って、例えば、突拍子もないストーリーの本を探している人が、たまたまこのページを探り当てた時に、
『突拍子のない話かどうかは、closeviaの感想だろうな』
という判断ができる人は、突拍子もない話ではない可能性を考えて、買わないかもしれません。
しかし、ここが事実だと判断してしまった人は、損をするかもしれません。
話がだいぶずれましたが、要するに、ネット上の情報は、正しく判断する必要がある、ということです。
正しく判断するためには、より多くの視点から、物事を見つめなければならないのです。
そういう意味で、ある一つの事象を、あらゆる方向から見つめるという作業は、『識力』を強める事につながります。
そしてこれは、ネットばかりではありません。
言葉の意味を調べる、辞典に関しても、そうです。
ある言葉に対して、三省堂の辞書は、こういっているが、角川の辞書は、微妙に違う意味を指している。そういうことは、たまにあると思います。
しかし、微妙な差でしかありません。
微妙な差では、大まかには理解できますが、真意が見えない場合があります。
そんな時、理解を助けるのが、悪魔の辞典 です。
間逆、と言ってもいいくらい、違う視点で、言葉の意味を捉えています。
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格言:陳腐な一般的な言いまわし、あるいは諺。
身代金:売り手のものでもなく、さりとて買い手ものもにもなれないものの購入。最も利益のない投資。
法律家:法律の抜け穴に長じた者。
習慣:自由を束縛する手錠。
豚:食欲の旺盛さと活発さの点で、人間と密接なつながりのある動物。ただ、食欲の規模は人間に劣る。人間と違って豚は豚を食わないから。
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こんな按配です。
一言で言えば(言わなくともいいのですが)、ひねくれています。
いくつかは、この例のように、淡々とひねた視線で解説しているが、汎用例として、聖書 や、哲学書 からの引用文を示しています。
案外、この辺りが、物事を考えるための参考になったりもします。
良くも悪くも、高校時代にこの本に出会ったおかげで今の私がある、と言っても過言ではないくらい、影響を受けた本です。
世に退屈した貴女。
ひねくれ道を進みたい貴殿。
お勧めの一冊です。
ただし、今後の未来を台無しにしたい若者は、見識が広がる恐れがあるので、控えめにされたし。
今日はここまで。
↓私が所有しているのと同じ本
悪魔の辞典[アンブローズ・ビアス](角川文庫)
↓新編版:著者は一緒ですが、翻訳者が異なりますので、見比べるのもよいかもです。
ただし、私は読んでいませんので、内容の良し悪しは不明です。。。
新編 悪魔の辞典[アンブローズ・ビアス](岩波文庫)