ウルトラマン で育った世代で、毎回登場するユニークな怪獣たちに心をときめかせた私にとって、実在したであろう恐竜は、憧れの対象でした。
もちろん、恐竜と怪獣の違いくらいは、幼心にも把握しいていましたよ(笑)
狂ったように恐竜の本を読み、化石堀りにまで手を出す始末www
しかし結局、一つの化石も自分で発掘しないまま大人になり、そうして、一冊の本に出会いました。
ハズレなしと謳われるSF作家、ロバートソウヤー の さよならダイノサウルス です。
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恐竜の絶滅の理由を調査するため、2人の考古学者ブランディとクリックスは、タイムマシン で白亜紀 後期へと向かった。
探検を始めた二人は、早速現代とは異なる環境を目の当たりにする。
戸惑う彼らの前に、最も知性が高いといわれている恐竜、トロエドンが現れた。
トロエドンに発見され、タイムマシンへと逃げる途中、彼の耳に、奇妙な音が聞こえてきた。
「まってよう」
トロエドンは、人間の言葉を話したのだ。
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タイムマシン で白亜紀 に行った考古学者に、恐竜が人間の言葉で話しかける。。。
このくだりを読んで、子供向けかよ?幼稚だなぁ。。。と思ったあなた、ピクサー の観すぎです(笑)
最初から最後まで、ガチガチのハードSFです。
ゆえに、超能力で脳に話しかけるなどという、姑息な魔法みたいな手は使いません。
科学的根拠に基づいた、正当な理由の元に、恐竜が話すのです。
# まぁ、爬虫類のバックリ割れた口で、人語(英語)の発音ができるのかどうかは疑問ですがw
なぜ恐竜が話すのかに関連するとある要因をはじめとして、現在とは全く異なる恐竜がいた時代の設定が次々に説き明かされます。
常識を覆す環境でありながら、きちんと辻褄が合っており、理由にも納得できるのです。そのアイデアに、思わず唸ってしまいました。
途中から、え?なんの話?なに?そんなのまで関連するの?と、突拍子もない方向、というか、別の次元に話しが進み、どんどん膨れあがります。
そして、目的である恐竜が絶滅した本当の理由が明かさ・・・
おっと、これ以上は言えねぇな(笑)
ともかく、超ハードなSFである事は間違いありません。
難しい用語はそれほどたくさんは出てきませんので、比較的すんなり読めると思います。
恐竜好きの作家が描く、超ハードな本格SFです。
恐竜に興味が有る無しに関わらず、是非ご一読されたし。
今日はここまで。
さよならダイノサウルス [ロバート・J・ソウヤー]