放送の違和感 | 陥穽

陥穽

陥穽(かんせい):落とし穴
詐称・詐欺・偽装・・・世の中はさまざまな陥穽に溢れている
騙されちゃいけない、なんて事書こうと思ったけれど・・・
感想文が多くなってしまった(^^;

通勤では使いませんが、仕事の都合などで、週に何度か電車に乗ることがあります。

今日も、私鉄線とJR線に2時間ばかり乗っていました。

通勤時間帯はやや外れていたのですが、わりと混んでいまして、ギュウギュウとまではいかないにしても、身動きはとりづらい、そんな感じでした。

と、そこへ車内放送が流れました。

『心臓ペースメーカーなどに悪影響を及ぼす恐れがありますので、優先席付近では、携帯電話の電源をお切りくださいますよう、お願いいたします。そのほかの場所では、通話はご遠慮ください』

よく聞くアナウンスですが、なにか引っかかるものを感じたのです。

心臓ペースメーカーに悪影響を及ぼされて困るのは、心臓ペースメーカーを利用されている方ですよね。

そのような方が、優先席付近に必ずいらっしゃるとは限りません。

まして、健常者でも、身動きが取れないような車内に、うっかり優先席から遠い入り口から乗ってしまった心臓ペースメーカー利用者は、優先席になど座れるはずはありません。

心臓ペースメーカーは、骨折の人や妊婦さんのように、外見ではなかなか判断ができません。気にして挙動不審になっているか(笑)、自己申告してもらわないと、難しいでしょう。

つまり、心臓ペースメーカーを利用されている方が、車内のどこにいるか、特定できないのです。

しかし、携帯電話の電源を切るようお願いしているのは、優先席付近のみ。

優先席以外の場所では、通話を「遠慮」する程度しか通知していません。

もし、優先席以外の場所で、メールを発信したり、着信してしまった時に(というか、何もしていなくても電源が入っているだけで、基地局に電波は出しているんですが。。。)、横にいるおじさんが、パタッと倒れてしまったら、大変なことになります。

もしそうなったとしても、倒れた方の自己責任、ということになるのでしょう。

携帯をいじっている人にも、使ってはいけないといわれていない場所ですから、メールとかWEB閲覧であれば責任は問えません。通話だとしても、問えないでしょう。

裏を返せば、電車の放送は、『優先席付近以外で心臓ペースメーカーが壊れても、責任取りませんよ』といっているようなものです。

とても恐ろしいことです。

私は、優先席だろうとなかろうと、不自由な方には、席を譲るのが常識であると思っています。

心臓ペースメーカーをつけていそうな方が隣にいたら、電源は切ります。あるいは、べつの場所に移動します。

逆に、自分が優先席に座っていようと、周囲にヤバそうな人が居なければ、電源は切りません。

優先席は車両の端っこにあるから、陰気くさい私は、なんとなく座りやすいのです。もちろん、譲るべき人が来れば譲るのですから、堂々と座ります。空いていれば問題ないでしょ?

不自由な方に、端っこに行っていろと言わんばかりの優先席。

本当に必要なんでしょうか。

謎です。

今日は、ここまで。