終わりそうな音
遠くで聞こえる
夢の終わり
今の終わり
夏の終わり
また明日
声が聞きたい
そう思った
もうなんの
リアリティもなく
あるのは削られ
残ったひとつだけ
そうして
久しぶりの大泣き
止まらなくて笑えてくる
私の形のいい後頭部
つかんで笑ってよ
文句のひとつも言わせてよ
こんな馬鹿な私を
怒ってる?呆れてる?
それとも
悲しんでる?
通り雨みたい
突然やって来る恋しさを
どうやって抑えたらいい
残ったこれだけは
無くさない

終わりそうな音
もうそこまで



-


くだらない話を聞いて
すべて知っている振りを
でも
解ったような顔はしないで
愚かな過ちを
悔いて嘆いて
打ちつけた手が
血まみれでも
同情はしないで
僕の罪を分け合おうなんて
思わないで
ただいつもここに
泣いていても慰めないで
夜が怖くても笑わせないで
強く雨降る夜だけ
抱きしめて
僕がいく日は部屋を
うんと冷しておいて

-



開けた窓の隙間から
雨の音がそっと
僕の横にはいってくる
端っこを掴んで
ひきあげてくるまる
もうここから
出たくなくなる
たまに耳元で
くすぐったいんだ
髪をすいて、頬を撫でる
手を甲から握りしめる合図
おかえり。
おやすみ。


-