ささやかな日々を
一頁ずつ
いつの間にか
こんなに分厚く
たくさん話して
歩いて、疲れて
笑ってばかり
いつだってすぐ
泣けるけどとっておく
だって良いことないから
どうしようもない時は
眺める。
一枚づつ、丁寧に
そんなことをまた
ふやしていく


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開け放したカーテンから
明かりが射し込んで
目が乾く
些末なくだらない嘘
放っておけば
それすらいつか
本当になるんだ
少しだけそこで
穏やかに息をさせてよ
雷が五月蝿いから
イヤフォンで塞ぐ耳に
聞きなれない音楽
頭の中は溢れてるのに
実際出てくんのは
戯言ばかり
声がきらいとか
絶望的じゃない?
目も耳も痛いけど
止められないのは
目障りな明かりと
耳障りな声のせい


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天気予報で言ってた
今夜は寝苦しいでしょう。
怒りがおさまると
悲しさが
悲しさがおさまると
空しさが
ねぇ、人生は短い
それも笑けるくらい
せめて夜は
ぐっすり眠りたいんだ
些細な事と
余裕で言える
無常な世界に
いるんだから
馬鹿げた事と
笑って言える
無情なここに
いなきゃならないから
せめて夜は
なにも思わず眠りたいんだ

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