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教員日誌

中学校教員、日々の実践の振り返り、反省、諸々
自分が振り返るための実践記録ですが、ご意見いただけたら嬉しいなぁ

一学期が始まって一週間がたちました。

この一週間はまじめに辛かった・・・


学校では、学級がスタートして初めの一週間を

「黄金の一週間」


初めの一か月を

「黄金の一か月」


なんて言ったりします。

学級が形作られるスタートの時期は、その先の姿を左右するとても大事な時期です。


もともと、小学校は学級指導

中学校は教科指導

が重要だと思っていたので、小学校の学級担任をしていた時には、この言葉を意識して、学級経営をまめにやてきたのですが、中学校に来てからは、部活指導、教科指導の方に重点をおいて指導をしておりました。


今年度は今の在籍校に来て二年目になり、学級経営の方に目を向けることができてきたことや、最初の一週間は家庭訪問と三年生の修学旅行のためにほとんどの時間が学級活動ばかりだったこともあり、自分の学級経営をもう一度見直してやってみようと頑張っていた一週間でした。


見直してみようといっても、何か特別なことをやったわけではありません。

学級経営では基本だと、先輩の先生方に教えていただいたことを

「確実に」

「丁寧に」

やったくらいです。


当番表の仕事を、生徒の力でできるように、順番や言葉を入れ替えたこと。

毎日、帰りに教室の掃除、整理をして、黒板に生徒へのメッセージを書くこと。

係の仕事を明確にして、生徒が自分の仕事を把握できるようにしたこと。


おそらく、ほとんどの先生が普通に実行していることでしょう。

私は、どうも手間を省いて学級経営を進めることが多いので、そこらへんが雑になっていたなぁと思って、今年は面倒がらずに、丁寧にスタートしようと考えたわけです。


学級の組織を作ろうと考えたので、自分なりの考えで、もう一工夫はしました。


班長は投票で決めました。

班長の中からさらに投票で正副学級長を決めました。

班のメンバーは班長が決めました。


もちろん、好きなメンバーを集めるみたいにしたわけではありません。

生徒は自分の生活の自己評価を4段階で自己評価します。項目は・・・

・性別

・提出物

・授業の受け方

・清掃

・給食

・みんなを盛り上げられる「やる気」

これを書いた後、カードの名前の部分だけ切り取って、評価の部分だけを見て、班長は班のメンバーを選んでいきます。

それじゃあ本人が誰だかわからなくなってしまうので、名前と評価の部分に、4色ボールペンで適当に2・3本線の線を引いておきました。全く同じ組み合わせの線が同じ位置に来ることはほぼないので、あとで照合できます。

生徒が言っていたのですが、

「勘合貿易」に使われた「勘合札」みたいなものですね。


班が決まった後、学級目標の案を一人ずつだし、班の案を話し合いで決めていきます。

各班の案を学級長が話し合いでまとめて、学級目標が設定されました。


このクラスのメンバーらしい目標だなと思いました。

学級目標は、どんな言葉かも大事ですが、それを決めだすまでに、一人一人がどんな思いを持っていたか、の背景が大事だと思います。

学級目標を見たときに、自分の学級への思いが思い起こせれば最高なのですがね・・・


この後は清掃・給食の分担、仕事を確認して

学級の出発を祝して「お茶け」で乾杯


みんなが安心して成長できる、いい学級にしよう!


さぁこの結果が見えてくるのは、しばらくしてからですね。


以前、対処的指導、予防的指導、開発的指導についての話を書きましたが、これは、開発的指導に当たるものだと思っています。


こんなことをやっているうちに、以前所属していた学校の校長先生に言われたことを思い出しました。


農民には「上農」「中農」「下農」がある

自分の畑に雑草が芽を出し始めたときに草取りをするのが「上農」

草が伸びてきたときに草取りをするのが「中農」


上中下の差は動き出すタイミングなのですね。

何をするにしても、先取りを意識して、今年度の学級経営をやっていきます。






一昔前はITと呼ばれて学校に入ってきた情報教育ですが

今は間にコミュニケーションのCがついてICTとなっています。


先日、同僚の先生と飲んでいて話題にあがったことが、これです。

理科の教員が多かったので、最先端技術の話になりました。


理科教員として、スマートフォンなどの情報端末の扱いに慣れたほうが良い


みたいな話題だったのですが


確か、文部科学省が27年までに小中高校生にタブレット型端末を配置するみたいな目標が自民党から出ていたのを思い出しました。


私から見ると、政治家の方々の教育論って、本当に、面白いほど的外れなことが多いですね。

何に使う気でしょう?


情報教育で狙っていることは、情報端末の扱い方を身に着けることが目標ではないということは私もわかっています。

私は学校で情報機器を使うことは、最低限に抑えていきたいという立場です。


中学校ですからね。携帯電話を持ち始める生徒は多いです。

もちろん、学校には持ち込むことは禁止しています。

ほとんどの学校で携帯電話は持ち込みが禁止されていると思いますが、それは、携帯電話を持ち込むことで、学習効率が下がることがわかっているからだと思います。

私の経験上、携帯電話を持った生徒は9割以上成績が落ちます。

ゲームでもPCでもテレビでも、画面を見ている時間が長い生徒ほど、成績が悪いです。


携帯など情報機器に関する調査は山ほどありますし、それをやっているのが学校です。もっと言うと、その調査を集計しているのは担任ですから、自分の学級の成績の状況とリンクして見ています。


文部科学省は、一回そっちの調査をして、真剣に発表したほうがいいと思います。

以前、朝食と成績の関係を調査したことがありましたが、同じように情報機器を見ている時間と成績の調査をしてほしいです。


そう考えていると、学校で情報機器を個別に渡す意味が分からないのです。

以前、どこかの学校の実戦で、某企業のゲーム端末を使って、漢字の学習効率が上がったという報告がありました。私はノートと漢字ドリルのほうがよほど漢字の練習にはなっていると思います。

本当にテストの成績と関係しているのなら、学習塾などテスト成績にシビアな産業がもっと導入していてもよいはずなのに、その気配は感じられません。


ICTのC

コミュニケーションを考えたときはどうでしょうか?

IT機器が身近の登場する前の世代、今の40代以上の方々のほうが、よほどコミュニケーションが上手だと考えるのは私だけでしょうか?


学生の言い分として、メールなどが発達したおかげで、連絡を取る機会が増えた。

コミュニケーションにつながっているというものがあります。


「今何してるの?」

「暇だよ~」

「○○ってだ~れ?(ハンドルネームから本名を聞いている)」

「○○が別れたって」


中高生のメールや掲示板に多い内容です。

これってコミュニケーションが高まっていますか?


会話で大事なのは内容や駆け引きですよね。

中高生の話の中身は内容が薄いなって思う時が多いです。

それは当然です。中身を加えているのは、話し手がどれだけ深く考えてきたか、どれだけ多く考えた経験があるかによるからです。


情報機器を通して、間接的に見たものは実物には勝てません。

テレビで見たナイアガラの滝よりも、近くの川に素足で入ったほうが感じることが多いのです。考えることも多いのです。


メールやチャットも同じです。

会話は言語だけでやり取りされているわけではありません。

相手の表情や、場の空気や状況、声のトーン

そちらから感じることのほうが本当は多いんです。

「おはよう」

の一言でも、言い方や相手の表情によって、受け取り方が違いますよね。


そんなことを考えていると、学校でICTと称して情報機器を扱う理湯がさっぱりわからないのです。

コンピューターは道具です。しかも日進月歩でどんどん人間が使いやすい形に変えられています。

使い方が難しくてわからないものは自然と淘汰されていきます。

昔は専門用語を知る一部の人しか扱えなかった端末が、今やほとんどの人が持つものになっています。

このまま進んでいけば、自動車と同じくらい普通に存在して扱えるようになってくるでしょう。


「俺、普通自動車免許を持っていて運転できるんだぜ」

って今の時代に言っても、何の自慢にもなりませんよね。


同じように

「俺、携帯電話使えるんだぜ」

って言っても自慢になりません。


政治家の方々は、日本を技術立国として復活させるために情報機器を配るのでしょうか?

日本のテレビや自動車の科学技術は、確かに世界トップレベルとなっていました。

しかし、それを支えた技術者は、ラジオを聴くことを楽しんでいた人々ではなく、ラジオを分解して仕組みを調べていた人たちです。

インターネットを見て、チャットをし、動画を投稿して楽しむ人々がいくら増えても、ソフトの技術は上がらないと思います。


やっぱりわからん・・ICTってなんなんだ・・・

ずいぶんと間をあけてしまいました・・・


学年末になるほど、時間がなくって、体力も追いつかず・・


仕事以外でPCを開ける気になりませんでした。


あさってからはいよいよ新年度がスタートします。

今年以上の自分をめざし、がんばるぜぃ