壁を見ながら無理をし た先に新しい景色があり ただとても不安定で 人の輪郭は互いに溶け合い ひとつの大きな壁のように見える 私自身の不確かな記憶をたよりに 自分もまた壁として溶け合わないように 必死で自立を保って その壁と相対する 孤独ではあるけれど同時に少し満足もあるような時間で 頭が少し醒めるような感覚と同時に 壁は別々の人であることが見え始め 元に戻る 「元に戻る」が私を揺さぶりながら 次は私の番であると悟る