からくりシアター | clockwork-sceneブログ「キロック」

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clockwork-sceneの心象風景、その記録。

先日、まったく別のものを見に行く予定で美術館に行ったのですが、別フロアで同時開催中であった、ムットーニさんというアーティストによる作品の展示があり、そちらにもとても心惹かれました。

一言で言い表すのが難しいですが、からくりシアターという呼ばれ方をされている時期もあり、その名称が最もしっくり来ます。

使われていない時は大きな箱なのですが、観音開きの扉を開けて電源を入れると、音楽や朗読が再生され、箱の中の人形・ジオラマ・照明といったものが細かく動き、一種演劇のような世界を作り上げる、というものです。
僕が見に行った時は、萩原朔太郎の「猫町」を題材にした作品が実際に演奏(?)されていたのですが、朔太郎のジメッとした世界観にぴったりと沿う演出で、箱の中に吸い込まれていきそうな感覚になりました。

たまに美術館に行って、知らないものに出会う刺激も良いものだと改めて思いました。
これを読んでくださっている方も、興味あれば是非検索してみてください。

箱の中のからくりを見た後に、音楽や動画の制作をする場合でも、単に録音・撮影素材の編集をベースにするだけではなくて、部品一つ一つをデジタルに手作りしてそれを動かすような作り方も良いかもしれない!というアイディアを思いつきました!

実践する機会があったら是非やってみようと思います。

きーぼーど まっけん