時間泥棒の手口 | clockwork-sceneブログ「キロック」

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clockwork-sceneの心象風景、その記録。

久しぶりのライブながら、レコ発で、大雪でした。
悪路の中、それでも見に来て下さった皆様に格別の感謝を!
そして、見に来ようとして見に来れなかった方々にも感謝です。本当にありがとうございました。

今回は、ミニアルバム「時間泥棒のパレット」の制作寄りの内情を打ち明けようと思います。

シュガーレスワールドとMirrorの2曲は、足掛けにして5年近く、当初「SCENE」の候補曲として挙がっていたのですが、制作の経緯やその他様々な理由で音源化できずにいました。

長い時間メンバーでアレンジを悩み、結果Mirrorは予想を超える大曲に仕上がっています。
コーラスやハンドクラップは、できるだけ賑やかになるように何重にも録音しています。

皇子曰く一番うまく書けたと自負するシュガーレスワールドの歌詞は、同じ詩曲を作る人間としては悔しい程に良い詩だと思っています。今回音源化できて本当に良かった。
白と黒の渦巻く世界は、俺が学生時代やっていたオーケストラサークルの仲間たちとの当時の未来への葛藤を思い出しながら、オーケストラ風のアレンジを入れました。
当時はうまくいかない、うまく表現できないことばかりでしたが、少なくとも俺の心は成長したと思います。当時の仲間たちへの敬意を示しておきます。

新曲Brand new heavenと目隠しピルエットは、ドラム録音がとてもうまくいきました。
普段クロックはドラムから録音を始めるので、ドラム録音がうまく行ったことで成功を確信できたと思います。
スタジオノアの皆様、今の俺では手が出せないような機材の貸出、いつもありがとうございます。

例えば世界が終るならのピアノアレンジは、とある個人的なエピソードがヒントになりました。
落ち葉が舞い冬に移ろう季節での出来事ですが、透明感のある公園の風景とその向こうに透けて見えた幸福な表情が美しかったので、そんなイメージに仕上がっています。

今回もギターアレンジと録音を快諾してくださったトモさん、引き出しの多さ、アイディアの多さに毎度全幅の信頼です。
キーボード先行の無茶なコード進行の要求にも応えてくださって本当に助かりました。

今回向けに、ミックス・マスタリングのエフェクトを一新してMelda Productionのエフェクトを使いました。
正直大変地味なデザインながら、忠実に俺のイメージに答えてくれました。ありがとうMelda Production。

「時間泥棒」のキーワードを元に、ぐいぐいとビジュアルイメージを膨らませてくれたエリさん、ありがとうございます。
写真撮影・デザイン・発注まで、何から何まで頼ってしまいました。エリさんなしではここまで泥棒感は出せなかったでしょう。

時の手紙から今回もジャケット制作をお願いしたマツダプリント西当さん。
どんな業者も舌を巻くそのスピードと品質には毎回驚かされております。今後共どうぞよろしくお願いします。

ほらー、なんか、聞きたくなってきたでしょ?
是非買ってみてください。
ということで、泥棒集団は次の作戦会議に入るのでした。
またお会いしましょう。

昨日頂いたチョコレート(うれしい!)を食べながら。
きーぼーど まっけん