Jose Gonzalez - Heartbeats
変な時間にうたた寝をしてました。
それで、アンコールワットの夢を見ました。
5、6年前にアンコールワットに行ったことがあります。
少し離れた宿からバイクに乗って、でこぼこの道を走り、遺跡群を抜け、目の前にアンコールワットがバーン!!と登場したときの感動ったら、いまだに忘れられません。
最初の印象は・・・、なんていうか、「血と汗」を感じました。
大昔の人間達が、めちゃくちゃ働いて、これを作ってしまったんだなーっていう。
「労働」を真っ先に連想したんです、変ですけど。
なんせカンボジアは、むちゃくちゃ暑かったです。
頭からペットボトルの水を浴びながらバイクに乗っていたように思います。
ちなみに、麺類や焼き飯のようなものが、一食数十円のカンボジアの物価状況下で、「オニイサーン、コーラ1ドルヨ!」と売りにやってくる売り子の女の子から、値切るのも面倒臭くて30分おきに買いまくっていたように記憶しています。
さらにちなみに・・・、カンボジアはクメール人が人口の90%を占めるそうですが、子供達の「瞳」が印象的でした。あんなにキラキラした瞳の子供達に、残念ながら日本で出遭ったことがありません。
浅野忠信主演の「地雷を踏んだらサヨウナラ」って映画がありましたが、戦争カメラマンの一ノ瀬泰造の一生を描いた作品でした。アンコールワットは一ノ瀬泰造さんが内戦を撮影している最中に命を落とした場所でもあります。
その泰造さんのお墓がある村にもバイクで行きましたが、その村は、直径1メートルくらいの穴ぼこが其処彼処にある酷い道の、ずっと先にありました。
後で話を聞いたところによると、地雷が爆発してできた穴だったそうです。
そういえば・・・、そんな危険な道を日常的に通ってしか生活できない村の子供達に顔を差されて、「タイゾー、タイゾー!ニホン、ニホン!」と人懐っこく笑いかけられたことを思い出しました。
その子供たちに、「次に来る日本人には「ミナミの帝王!」って言ってあげたら喜ぶよ~」とか変なことを教えながら遊んでいたら、その子供たちのお姉さんがスイカをご馳走してくれました。全然甘くなくておいしくなかったのですが、そのビビアン・スー似のお姉さんの瞳もキラキラで、しっかり恋に落ちたことは言うまでもありません。
そして、そのスイカが原因で帰りの飛行機で腹を下し始め、日本に帰ってきてからかつて無い吐き気と高熱に襲われたことも、言うまでもありません。
アンコールワット。
その容赦ない日差しに射抜かれた木々の緑色と、黒灰色の遺跡のコントラストが脳裏に焼き付いています。
陽炎のように、その緑色と黒灰色が今でもユラユラと揺れています。