Curly Giraffe[Water On]
Curly Giraffe[ROCKETMAN]
さっきフジテレビの番組で、オランダに見るワークシェアリングの成功例のレポートがあったんですけど、その中で「日本人は、仕事に多くのものを見出そうとし過ぎるのかもしれませんね。」というコメンテータのコメントが妙に引っ掛かりました。
オランダでは、フルタイムもパートタイムもハケンも同一時間給が普通で、単に労働時間の長短が違うだけという会社が多いそうです。また、失業した場合でも最長3年間(!)の失業保険が補償されていたり、派遣社員が契約解除された場合などのために、派遣会社にはその失業者のために新しい職を探す「義務」が課せられているそうです。「探す義務」なので「見つけてくる義務」ではないのかもしれませんが、「ほほう」と思いました。セーフティネットがどこかの国とは比べ物にはならないくらい強固なオランダだから、ひょろひょろの27歳の草食系リーマンのお兄ちゃんが、失業中なのに一軒家で彼女(「嫁」ではない)と優雅に暮らし、趣味でキャデラックのカスタマイズなぞに耽ることができる、そうです。
「仕事は自由な時間を得るためにするものだよ」、「仕事と時間、どちらが大切か?時間に決まってんじゃん。人生一度きりなんだよ!」という一般人のインタビューカットもあったり、どっからどう見ても日本人視聴者がうらやましく思うような番組構成が気にはなりましたが、「ほほほう」とは思いました。
「仕事に多くを見出そうとし過ぎるかもしれませんね。」
仕事に多くを見出せる「自信」がある人は、仕事一色で人生をぶち上げたらいいし、「自信」がない人は、フルタイムに拘らず、好きで居心地がいい仕事を効率よく細切れにやって、なおかつ畳の上でささやかに死ねる、そういう社会が理想なのかもしれません。けれど、今の異常な日本には、セーフティネットを張るカネも、ヒマも、有益な議論も、有能な政治家が表舞台で活躍する環境も、その全てが無いようなので、首切り御免。数年後、日本の凶悪犯罪発生率が飛躍的に増加し、犯罪検挙率が著しく低下する気がして、怖くて怖くて仕方ありません。
ヨーロッパ的人生観をオシャレに見せつけて、人生の再定義を促すのが番組の意図だったようですが、これまで以上にニッポンで生きていくのが怖くなりました。笑
でも、音楽で癒されるもん
。日曜日に月曜日のシミュレーションをすると、仕事に行くのがイヤじゃなくなるって、どこかの心理学の権威が言っていたのを忠実に実行しながらの、Curly Giraffe。