「二十四の瞳映画村」
小学校以来になる、本物のひまわり畑は感動しました。
二十四の瞳
壷井 栄 著
敏腕バスガイド「豆岡キン子(仮称)」さんから学んだいちばん大切なことは、
「二十四の瞳」という映画・小説の存在です。
バスツアーで立ち寄った二十四の瞳映画村では、映画二十四の瞳(主演 田中裕子)が上映されていて、
ほんの短い時間でしたが見てみました。
でも、その数分で惹き込まれるものがあり、一度ちゃんと映画を見たいな~と思いました。
それまで、この有名な小説・映画のタイトルを知ってはいましたが、
内容については、戦時下を描いたものであるということだけは知っていたので、
正直、
暗澹な気持ちになる気がして敬遠していました。
けれど、僕が映画でみたその数分のシーンは、小豆島の寒村に赴任してきた若い女性の先生と、
その生徒とのほほえましいやりとりのシーンで、単純に「続きが見たい」と思えたのです。
その後、映画村の見学も終わり、ホテルに向かう道中で、今バスが走っている場所が小説の舞台になったところ
だということを聞かされたこともあり、
その場所がとても趣のある岬にあたる場所の船着場だったこともあって、
ますます見たい、
というより「二十四の瞳について」知りたいと思い、
今朝、帰りのフェリーに乗る前に書店で小説をみつけ、
数時間前に読み終えたところです。
まだ頭のなかでごちゃごちゃしていてうまく読後感想を言えないですが、
以前想像していたような内容ではなく、
あとがきの言葉を借りると、
「・・・しかし「母性の作家」である壷井 栄は、この暗い現実を、やわらかくほぐし、明るい愁い(うれい)のある世界にしている」
と表現されているように、深い母性に焦点を当てた小説だと思います。
庶民の視点からの戦争告発、戦争批判という側面もありますが、なによりも心に残ったのは、
どんな状況からでも強くたくましく立ち上がる人間の美しさでした。
あまり内容の事に触れるのはよくないと思うので、これ以上は書きません 笑。
でも、とても胸を打たれました。
絶対的に重い、過去の現実を目の当たりにすることになりました。
小説の後半を読んでいると、フェリーの甲板の上でだんだんと目頭が熱くなってきて、急に涙が溢れました。
恥ずかしいことに、読み終えてから気づいたのですが、
奇しくも今日は終戦記念日。
これまでの人生でいちばん、太平洋戦争が日本に与えた傷の深さを思い知らされた、
気の遠くなるような数の尊い命がほんの数年の間で奪われたという凄まじい現実を思い知らされた、
8月15日になりました。

