上司の推薦もあり、久々に城山三郎さんを読みました。財界の鞍馬天狗こと中山素平さんをまとめた本ですが、何はともあれ問題とあれば乗り出していき、解決する姿尊敬に値します。自分が上司になった場合に参考にしたいと思います。それにしても、しつこさを持って徹底的に考え抜く大事なことですねぇ。
忘れないようにいいなぁと思った点、メモしておきます。
中山は話好きでもある。それもひとを楽しくさせる話し手である。微笑みを絶やさず、明るくはずむような口調で語る。といって、自分だけ調子に乗って話すのではない。さりげなく相手の反応を見ていて、ふいに、「あなたどう思いますか」と来る。まごまごしていると、右手の人差し指をまるでピストルのようにしてつきつけ、「どうなんです」笑顔のまま迫る。
中学は、個性尊重を教育方針として江原素六の麻布中学へ(これは完全な趣味として転載)
小事とは言わぬが、既に出来上がっているルーティンな仕事。それさえ疑い、改めにかかる。運を天に任せてなどいないであって、そうした自分を「貧乏性」と呼ぶほど、体が動きだしてしまうのであった。
「こういう考えでやろうとなったら、これはしつこいんです、ぼくは。曲げないとことんやる」
尊敬する河上総裁。特に強いところは、「肝心なところで強い」、そして「人間に対するあたたかさ、若い世代への愛情」
一気に直接金融へというのは、日本に自殺を強いるのに等しい要求であった。(⇒なかなかの先見の明?)
「しかし、好き嫌いの目は、大いに磨かなくちゃいかん」
「問題は解決するために提出される」というレーニンの言葉を愛する中山。
「更生会社にしますと、金利を払わんでいいんですから、刑務所で物を作るようなもんで、コストが非常に安くなり、他のまともな会社が競争しにくくなる」(⇒アメリカの航空業界を思い出しますね)
「頭取の仕事は人事と経理。あとは面倒な会社の処理だ」
「裸になってやって来い」それは興銀のことなど気にせず、出向先のことだけ考えて思い切りやってこいーということ。
トップとしては、難しい人事や問題の多い仕事は担当役員などに伝えさせたくなるものだが、中山は自ら裸になって、相手の懐の中に飛び込んで行く。
この国では、物事は理屈だけでは解決せず、人間的な触れ合いと根回しが必要ということを知り抜いているからである。その一方、袋叩きになるのも承知で記者会見に出、率直に説明した上、「ぼくらは実行する責任があるから、あなたたちマスコミが何と言おうと、やりますよ」
「用意周到というより、とにかく考えなきゃ駄目。何でも、深く考えることです」
「大事は軽く、小事は重く」大事にのまれず、小事を軽んぜずということで、いずれも運のままにはならぬという中山好みの宣言だが、これまた四元義隆が「葉隠」の中から引っぱり出してくれ。
「気概」もまた、中山が折りにふれて口にする言葉のひとつである。
「気概」にからんで言えば、不況続きに「合理化」の名の下でレイオフや人員整理を行うトップがいるが、中山にいわせれば、それは「人員整理をやるなら、まずトップが辞めるべきだ」と厳しい。
借りる人の身にもなっているー中山はいまもそのスタンスを保ち続けて、世を見ている。
「僕はしっつこいんだ」
忘れないようにいいなぁと思った点、メモしておきます。
中山は話好きでもある。それもひとを楽しくさせる話し手である。微笑みを絶やさず、明るくはずむような口調で語る。といって、自分だけ調子に乗って話すのではない。さりげなく相手の反応を見ていて、ふいに、「あなたどう思いますか」と来る。まごまごしていると、右手の人差し指をまるでピストルのようにしてつきつけ、「どうなんです」笑顔のまま迫る。
中学は、個性尊重を教育方針として江原素六の麻布中学へ(これは完全な趣味として転載)
小事とは言わぬが、既に出来上がっているルーティンな仕事。それさえ疑い、改めにかかる。運を天に任せてなどいないであって、そうした自分を「貧乏性」と呼ぶほど、体が動きだしてしまうのであった。
「こういう考えでやろうとなったら、これはしつこいんです、ぼくは。曲げないとことんやる」
尊敬する河上総裁。特に強いところは、「肝心なところで強い」、そして「人間に対するあたたかさ、若い世代への愛情」
一気に直接金融へというのは、日本に自殺を強いるのに等しい要求であった。(⇒なかなかの先見の明?)
「しかし、好き嫌いの目は、大いに磨かなくちゃいかん」
「問題は解決するために提出される」というレーニンの言葉を愛する中山。
「更生会社にしますと、金利を払わんでいいんですから、刑務所で物を作るようなもんで、コストが非常に安くなり、他のまともな会社が競争しにくくなる」(⇒アメリカの航空業界を思い出しますね)
「頭取の仕事は人事と経理。あとは面倒な会社の処理だ」
「裸になってやって来い」それは興銀のことなど気にせず、出向先のことだけ考えて思い切りやってこいーということ。
トップとしては、難しい人事や問題の多い仕事は担当役員などに伝えさせたくなるものだが、中山は自ら裸になって、相手の懐の中に飛び込んで行く。
この国では、物事は理屈だけでは解決せず、人間的な触れ合いと根回しが必要ということを知り抜いているからである。その一方、袋叩きになるのも承知で記者会見に出、率直に説明した上、「ぼくらは実行する責任があるから、あなたたちマスコミが何と言おうと、やりますよ」
「用意周到というより、とにかく考えなきゃ駄目。何でも、深く考えることです」
「大事は軽く、小事は重く」大事にのまれず、小事を軽んぜずということで、いずれも運のままにはならぬという中山好みの宣言だが、これまた四元義隆が「葉隠」の中から引っぱり出してくれ。
「気概」もまた、中山が折りにふれて口にする言葉のひとつである。
「気概」にからんで言えば、不況続きに「合理化」の名の下でレイオフや人員整理を行うトップがいるが、中山にいわせれば、それは「人員整理をやるなら、まずトップが辞めるべきだ」と厳しい。
借りる人の身にもなっているー中山はいまもそのスタンスを保ち続けて、世を見ている。
「僕はしっつこいんだ」