お彼岸中のお休み
いかがお過ごしですか?

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先日通院の途中、
墓地のそばを通ったときのことです。

 

車止めにぶつかり、
バンパーが外れかけている車が一台ありました。

 

近くにいたのは、
80歳前後と思われる女性。

 

思わず、
「お怪我はありませんか?」と声をかけると、

「大丈夫です」と言いながらも、
手には携帯電話。
そして、少し涙目でした。

 

「ご家族に連絡はできますか?」とお聞きすると、
「家には誰もいない」と。

 

その言葉に、
一瞬、言葉が詰まりました。

 

「それでしたら、保険会社に連絡されるといいと思いますよ」

そうお伝えして、
後ろ髪を引かれる思いでその場を離れました。

診察の予約時間が迫っていて。

 

女性はぽつりと、

「アクセルとブレーキを踏み間違えちゃって…」

聞いてはいなかったのですが、
自然と口から出た言葉だったのだと思います。

 

車がないと不便な生活。

でもその一方で、
高齢者の運転には大きなリスクがあることも事実です。

 

今回は人を巻き込む事故ではなく、
それだけが救いでした。

 

あの後、無事に手続きができたのか。
ふと気になりながら帰ってきました。

 

免許返納のこと。

これから、多くのご家庭で
向き合うテーマだと思います。

 

 

 

実は、私の父も数年前に
車と免許を手放しました。

 

そこに至るまでには、
正直、すんなりとはいきませんでした。

 

持病の悪化や手術、
生活の変化。

いろいろなことが重なり、
話し合いを重ねて。

 

最終的に、
免許の返納は私が代理で行いました。

 

あの頃は、

・受診のサポート
・補聴器の購入
・運転履歴証明書の申請
・退院後の環境整備(圧迫骨折)
・もしかして認知症?という不安

いくつものことが重なっていて、

「もう、このまま帰れないかもしれない」

そう思って、
思わず涙が出たこともありました。

 

でも、

ひとつずつ整理して、
向き合っていくしかないんですよね。

 

気持ちも、状況も。

お彼岸ということもあり、
いろいろなことを思い出しました。

 

日常の中にある、
小さな変化やサイン。

 

それに気づいたときに、
どう向き合うか。

 

改めて考える時間になりました。

 

また、少しずつ
お役に立てることをお届けしていきますね。

 

季節の変わり目、
どうぞご自愛ください。

 

 

 

 

関連過去記事

 

お彼岸の墓参りへ。

 

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親戚のお墓も含めて、
いくつかの墓地を回りました。

 

ひとつ、またひとつと手を合わせながら、
ふと足を止めた瞬間がありました。

 

「私は、この人たちの先にいるんだな」

当たり前のことなのに、


その実感が、すっと胸に落ちてきたのです。

 

河津桜は、もう葉桜になっていました。

 

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少しだけ、季節に遅れたような気持ちと、
それでもちゃんと巡っている時間。

 

 

そして、今年最初の桜も見つけました。

まだ咲き始めたばかりの、小さな花。

 

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同じ「桜」なのに、
終わりかけのものと、これからのものが
同じ場所にあることが、なんだか不思議で。

 

 

生きている時間も、きっと同じ。

 

誰かが終わりに近づき、
誰かがこれからを生きていく。

 

そうやって、つながっている。

 

空を見上げると、富士山が
裾野の方までくっきりと見えていました。

 

あの広がりの中に、
たくさんの時間が重なっているようで。

 

思わず、手を合わせながら
心の中でつぶやきました。

「命をつないでくれて、ありがとうございます」

 

言葉にすると、少し照れくさいけれど、
でも今日は、そう思いました。

 

お寺でいただいた小冊子『禅の友』には、
絵葉書が添えられていて。

 

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静かな言葉と、やわらかな絵に、
少し気持ちが整うのを感じました。

 

来月は花祭り。

また季節が進みますね。

 

慌ただしい毎日の中で、
立ち止まる時間は少ないけれど、

こうして手を合わせる時間が、
自分の中の“何か”を整えてくれるのだと感じた一日でした。

 

春彼岸に、祖母の名前を知るということ

 

 

 

春彼岸に入りましたね。

 

 

 

この時期になると、
自然とご先祖さまのことを思い出す方も多いのではないでしょうか。

 

実は最近、
私は初めて「祖母の名前」を母に尋ねました。

 

母方の祖母は、私が生まれる前に亡くなっていて、
これまで仏壇の写真でしか知らない存在でした。

 

けれど名前をきっかけに、
少しずつ祖母の話を聞くことになり…

思いがけないことを知りました。

 

それは、
私が看護師として勤めていた病院が、
祖母が亡くなった場所だったということ。

 

そしてもう一つ。

 

「あなたは、おばあちゃんによく似ているのよ」

と、母に言われたこと。

 

顔立ちだけでなく、雰囲気や気質も似ているのだそうです。

 

不思議な気持ちと同時に、
どこかでつながっているような感覚がありました。

 

今年は「丙午の年」
いろいろなことが明るみに出る年だと聞きます。

 

隠れていたものが表に出る…
それは少し怖いことのようにも思えますが、

私にとっては、
「大切なルーツに気づく出来事」でした。

 

春彼岸というタイミングで、
祖母のことを少し知ることができたこと。

 

そして、
自分の中に流れているものを感じられたこと。

 

そんな出来事を、ブログに綴りました。

 

 

 続きはこちらから読めます

 

 

 

静かに手を合わせるこの季節に、
ご自身のルーツに思いを馳せてみるのも
いい時間になるかもしれません。