ダウン製品のトラブルについて①。 | クリーニングかんだ&メルモ  不入流(いらずりゅう)の師範 3代目奮闘記

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東京杉並区・世田谷区で創業60年以上のクリーニングかんだ・クリーニングメルモを営む3代目の経営や技術(しみぬき・洗い)等についてのお話。ご相談も承ります。

皆さんこんばんは。

冬物衣料を衣替えで出されていると思います。

そこで今回は、ダウンジャケットのお洗濯やクリーニング時に起こる場合のあるトラブル事例を紹介します。

ダウンジャケットのトラブルで代表的なのが、際つき【キワツキ】と言われる現象です。際つき(キワツキ)とは、キルティングの縫い目部分に沿って濡れたようなシミが出来る現象を言います。

ダウンジャケットは、中綿(なかわた)を含んでいるという特徴から、通気性を抑える為に生地の密度が高い製品です。また、そのような効果を得る為にコーティング加工を施している場合もあります。

このように生地の密度が高いということは洗濯後の脱水や脱液の効果が得られ難いうえに、乾燥もし難いという弱点があります。


【際つきの写真】

この弱点を踏まえたうえで、ダウンジャケットの乾燥で注目したい部分では、大きく分けて3つの箇所があると言えます。それは、表地、裏地、ダウンパック(中わた)です。





水洗いやドライクリーニングなどにより洗浄そして脱水工程を経たダウンジャケットについて、表地と裏地の表面は比較的容易に乾燥出来ますが、問題がダウンパック(中わた)部分です。

中綿部分は特に乾燥させるにしても、液体が気体になり外部に逃がす経路が少なく、ほぼ唯一縫い目が逃げ道に当たると言えます。
つまり、表面に比べ脱液効果が得られ難いうえに、乾燥し難いため、また逃げ場のない溶剤が縫い目に集中し乾燥スピードを遅らせます。その結果、他の部分の溶剤や水分が先に揮発して、縫い目に取り残されて揮発しなかった成分【例えば汚れ成分など】が際つき【キワツキ】になるメカニズムです。

このように際つきというトラブル原因は製品の構造的問題も含まれています。とは言っても、全てのダウンジャケットが同様の現象になるかと言えば、そのようなことはありません。

当店は、ドライクリーニング出来る製品でも、ソデ・エリ汚れが蓄積させる部分は特殊な洗剤を使い前処理をしてから、ウェットクリーニング【水洗い】します。

当店は、ドライクリーニングではないので際つき【キワツキ】は出ません。

安心して、ご利用ください!!

不入流の師範が施す魔法のしみぬき・復元加工が出きるお店。10年以上前のシミも落とせる技術をもっています。染色補正も出きるお店。

当店では、郵送・宅配便でのクリーニングやしみぬき等を受付けております。一味違うクリーニング・しみぬきをお試し下さい。

また、下記のアドレスでしみぬき相談を行っております。

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