皆さんこんばんは。明日も頑張ります!
さて、本題へ。
ワイシャツの構造、芯のお話で、現在販売されているワイシャツの90%近くはトップヒューズ芯です。
樹脂で接着させており、ふらし芯に比べ、縫製が容易で、半永久芯とも呼ばれるほど、しっかりした仕上がりとなります。
低コストで、品質も安定しますので、やはりトップヒューズになってしまいますね。
トップヒューズ芯は樹脂で接着しておりますので、高温になると溶け出します。
我々の現場ではワイシャツを高温で濡れ掛けします。
ちょうど、その温度がトップヒューズ芯の樹脂が溶ける温度とほぼ一緒です。
通常は、160~170℃(蒸気圧 0.6MPa 前後)だと思います。
コレが問題なんですね。変形・収縮、樹脂のシミ出しの原因となります。
それじゃあ、どううすれば良いのか?
温度(蒸気圧力)と時間を調整することで、収縮率を抑える事が可能になります。
JIS規格、±3%の幅に納めれば問題は少なくなります。
『どんなシャツでも縮む!』ので、縮みをゼロにすることは無理ですが、
その収縮率をプレスの際の工夫で、低減することは可能です。
某企業での、テストの結果
【温度140℃(蒸気圧 0.4MPa前後)、時間20秒】
これで、かなり縮みが抑えられるデータが提示されました。
なるほど、納得です!
【まとめ】
①収縮の原因は高温と過乾燥です。シャツに合った温度と時間を設定しましょう!
②ネットを使ったり、洗浄時には必ずクールダウンを掛けて、シワを防止しましょう!
③糊も酢酸ビニルだけではなく、PVAタイプのものや、天然糊にシリコンを加えたりするのもひとつの方法。
不入流の師範が施す魔法のしみぬき・復元加工が出きるお店。10年以上前のシミも落とせる技術をもっています。染色補正も出きるお店。
当店では、郵送・宅配便でのクリーニングやしみぬき等を受付けております。一味違うクリーニング・しみぬき等をお試し下さい。
また、下記のアドレスでしみぬき相談を行っております。
Cl_merumo_kanda_hanjow@yahoo.co.jp
クリーニングやしみぬき等でお困りの事がございましたら、ご気軽にご相談下さいませ。
杉並区・世田谷区で創業60年以上クリーニングかんだ・クリーニングメルモ
本社:杉並区下高井戸1-9-10
電話:03-3325-3315
当社のホームページ
http://www.sprasia.com/tv/user/clkanda/menu
Android携帯からの投稿