夏物衣類は汗抜き加工をしてから仕舞いましょう! | クリーニングかんだ&メルモ  不入流(いらずりゅう)の師範 3代目奮闘記

クリーニングかんだ&メルモ  不入流(いらずりゅう)の師範 3代目奮闘記

東京杉並区・世田谷区で創業60年以上のクリーニングかんだ・クリーニングメルモを営む3代目の経営や技術(しみぬき・洗い)等についてのお話。ご相談も承ります。

皆さんこんばんは。今日も頑張りました。明日も頑張ります!

さて、本題へ。

暑い日が続いていましたが、10月に入り急に涼しくなりましたね!

秋の衣替えの時は、クリーニング屋さんが夏物衣類に「汗抜きクリーニング」をお勧めします。

では、なぜ「汗抜きクリーニング」をお勧めのか?と言う事について今日は書きます。

スーツなどウール100%の生地は、基本ドライクリーニングします。

ドライクリーニングでは、汗は取りきれないんです。

ドライクリーニングは、溶剤(油)で洗います。

ですので、バターやラードなど油に溶ける汚れを良く落とします。油に溶ける汚れやシミを油溶性と言います。

反面、汗やお酒など水に溶ける汚れは、苦手で落とせません。水に溶ける汚れやシミを水溶性と言います。

水洗いの場合は、この逆になります。
水洗いは、油溶性の汚れのシミや汚れが苦手で落とせない。水溶性の汚れを良く落とす。

ドライクリーニングと水洗いは、それぞれ得意、不得意があります。

これを分かっていただいたところで、今日の本題に入りますが、ドライクリーニングでは汗などの水溶性の汚れが苦手な為完全に汗が取りきれず生地に汗成分が残ってしまいます。

汗は水溶性の汚れに分類されます。汗=塩分だと思って下さい。

塩分は、油の中では、溶けませんが、水のなかでは、溶けます。この事が汗にも起こります 

この汗成分が残ったまま収納すると黄ばみが発生します。

黄ばみを防ぐのがウェットクリーニングや汗抜き加工です。

クリーニング屋さんによって名前が違いますが
汗抜きクリーニング・汗取りクリーニング・Wクリーニング

こんな感じでコースメニューになっていると思います。

当店では、ダブルクリーニングというメニュー化をしております。

ダブルクリーニング

クリーニング料金は割り増しになりますが、これはドライクリーニングと水洗いクリーニングの2度洗いをするのと、水洗いしますので仕上げ工程が、整形処理をしながらの仕上げになる為、料金が高くなります。

最初にドライクリーニングをして油溶性の汚れを落とし、次に水洗いクリーニングをして水溶性の汚れを落とします。

汚れを根こそぎ落とすクリーニングコースなんです。

汗汚れが取れてサラサラな着心地になりますので、来シーズンも気持ち良く着用できますよ。

夏物衣類を収納する前のクリーニングは、黄ばみ予防に効果抜群の「汗抜きクリーニング」をしてくださいね。

不入流の師範が施す魔法のしみぬき・復元加工が出きるお店。10年以上前のシミも落とせる技術をもっています。染色補正も出きるお店。

当店では、郵送・宅配便でのクリーニングやしみぬき等を受付けております。一味違うクリーニング・しみぬきをお試し下さい。

また、下記のアドレスでしみぬき相談を行っております。

Cl_merumo_kanda_hanjow@yahoo.co.jp

クリーニングやしみぬき等でお困りの事がございましたら、ご気軽にご相談下さいませ。

杉並区・世田谷区で創業60年以上クリーニングかんだ・クリーニングメルモ

本社:杉並区下高井戸1-9-10

電話:03-3325-3315













Android携帯からの投稿