雨やドン曇りは鉄道写真に向かない。

確かにそう思います。

ただし豪雨は除く。

 

これは平成19年(2007年)9月6日に台風9号が東海・関東に接近したときの絵です。

 

小田原駅はどんどん暗くなっていきます。

RXP+1(プロビア400X増感1)で撮影していたのですが、十分な露出を得ることができなくなり、次のロールから+2(ISO1600相当)にしました。

撮影できたのは良いのですが、シャープネスに欠ける絵になりました。

 

300系が前照灯と尾灯で同じライトを使う最後の系列となりました。

700系以降は尾灯に発光ダイオードを使用しています。

この台風でも命を落とされた方が数人いらっしゃいます。

ご冥福をお祈りします。

 

また明日台風12号が本土に上陸します。

読者のみなさまがご無事であることを祈って。

 

余部鉄橋が続きます。

 

余部鉄橋を最初に訪れたのは寝台特急出雲の廃止前日でした。

 

静かな集落に架かる鉄橋が織りなす、絵になる光景に引き込まれました。

 

写真は夕暮れどきの普通列車。

(拡大してご覧ください。)

 

鉄橋ギラリは真島満秀氏が素晴らしい作品を発表されています。

きっと太陽の方向まで計算されたのでしょう。

 

余部鉄橋つながりで…、2006年3月18日に撮影した下り最終出雲9003レです。

 

まだ増感の知識がなかったのか、コダクローム200を増感なしで使っています。

曇りの日でしたので、露出は1/128秒F2.8になりました。

 

手持ちでしたので、幸いなことにDD51のナンバープレートを止めることには成功しましたが、それ以外は少し流れています。

 

レンズはAI AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)、周辺減光が見られます。

 

私の気に入っているショットのひとつです。

個人でお楽しみいただくことを目的に公開しています。

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