他院で保存軟骨による
鼻中隔延長術を受けたのですが、
鼻尖が高く、尖ったので
当院を受診しました。
修正希望で他のクリニックにも
相談に行かれており、
保存軟骨の減量を提案されたようですが、
自家組織と異なり、
保存軟骨の減量はお勧めしませんでした。
過度な延長による鼻尖部の
著しい違和感と知覚鈍麻、
また鼻孔の狭小化による鼻閉もあったので、
手術より2ヶ月15日後に
保存軟骨全摘および下外側鼻軟骨形成術を
行いました。
なお患者様は耳珠軟骨採取に抵抗があり、
同軟骨を使いませんでした。
全摘術から1年7ヵ月後、
保存軟骨を使った延長術や
全摘などによる
生活へのダメージから回復し、
外鼻形態の修正をお受けになりました。
2回目の修正は以下でした。
・鼻尖部瘢痕減量術
・上外側鼻軟骨狭小化術
・下外側鼻軟骨形成術
・鼻尖部耳珠軟骨移植術
↓初回修正前 正面から撮影
↓2回目修正前
↓2回目修正7ヵ月後
上外側鼻軟骨狭小化で
鼻尖頭側を含む外鼻中央が
細くなりました
↓初回修正前 左斜め前から撮影
↓2回目修正前
↓2回目修正7ヵ月後
鼻尖が細くなりました
↓初回修正前 右斜め前から撮影
↓2回目修正前
↓2回目修正7ヵ月後
↓初回修正前 側面
↓2回目修正前
↓2回目修正7ヵ月後
鼻根から鼻尖にかけて
自然なラインになりました
保存軟骨、寄贈軟骨の減量は
当院では行っておりません。
修正では全摘が必須です。
保存軟骨が鼻中隔部に留置された状態で
下外側鼻軟骨のみの修正、
下外側鼻軟骨上への自家組織移植も
お勧めできません。
理由は他人の軟骨の強度にあります。
生存軟骨細胞はゼロで基質しか存在しないため、
減量や手術侵襲による炎症の波及で、
鼻尖の形態変化が進む可能性があります。
また異物であるため、
術後感染発症の可能性もあります。
ー手術料金ー
1回目修正術
・延長保存軟骨全摘術
440,000円(税込)
・下外側鼻軟骨形成術
385,000円(税込)
2回目修正術
・上外側鼻軟骨狭小術
330,000円(税込)
・鼻尖部修正:
下外側鼻軟骨形成術+耳珠軟骨移植術
+修正加算
880,000円(税込)
別途術前検査料、診察料、
麻酔・薬剤料金がかかります。
**2024年1月時点の料金です
銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会 美容外科分野指導医
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/
手術サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.co