他院でシリコンプロテーゼ留置術と
保存軟骨による鼻中隔延長術を受けた
患者様に対して
術後1ヶ月目に
プロテーゼ摘出と保存軟骨全摘を行い、
下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)アドバンス固定、
および鼻尖・鼻柱部に耳珠軟骨を移植しました。
鼻中隔延長部の移植軟骨全摘、
異物留置片全摘を行うと
鼻尖の平坦化、鼻唇角が広がる、
鼻孔縁が頭側に挙がるなどのアップノーズの
可能性があり、
下外側鼻軟骨の位置の修正や
軟骨移植を必要とするケースがほとんどです。
この患者様は
術前にイメージした結果とは異なり、
また他人の軟骨を体内に留置し続けることに
強い不安があり、
プロテーゼ摘出と保存軟骨全摘を
強く希望されました。
左画像:術前
右画像:術後2年8ヶ月
↓術後 側面
延びすぎた鼻先に違和感を
訴えていました。
↓術後6日 抜糸後
鼻先が低くなりました。
↓術後2週間
鼻尖頭側の突出(プロテーゼ留置の先端部)は
浮腫であり、
むくみが下外側鼻軟骨を下方の圧排し、
鼻先が下垂しました。
↓術後1ヶ月
鼻尖頭側の浮腫による突出が
残っていましたが、
鼻先の下垂は改善しました。
↓術後3ヵ月
浮腫は軽快し、鼻尖頭側の
突出も改善傾向にありました
↓術後2年8ヶ月
下外側鼻軟骨のアドバンスで
鼻唇角は広がることはなく、
アップノーズは回避できました。
また延長軟骨全摘によって
鼻尖の左右の自由度は、
延長術前とほぼ同程度に回復し、
上下の自由度は80%以上は
改善したとのことでした。
(回復の程度は本人の主観です)
鼻中隔延長術における全摘は
どのような結果になるか
全く未知です。
個人差はありますが、
修正における術後の浮腫は
3~6週間認め、
瘢痕増殖、瘢痕拘縮を発症すれば、
患者さん自身は
「今後どうなるのだろう」と
不安になります。
本当の結果は、術後1~1年半は
待たないとわかりません。
手術料金
・シリコンプロテーゼ提出術:160,000円+税
・鼻中隔部保存軟骨全摘:400,000円+税
・下外側鼻軟骨形成術+耳珠軟骨移植術:500,000円+税
別途術前検査料、診察料、
麻酔・薬剤料金がかかります。
*2023年5月時点の料金です
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銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也
日本美容外科学会(JSAPS)専門医、評議員
日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会 美容外科分野指導医
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ホームページ
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