50日前に他院で
肋軟骨による鼻中隔延長術、
鼻骨々切り幅寄せ術、
貴族手術を受けた患者様でした。
「ピノキオのような鼻になった」
ということで来院されました。
前医には、
鼻尖を高くするわけでなく
団子鼻を改善できれば良いと思って
受診したようですが、
上記手術を勧められたそうです。
鼻のツッパリ感、鼻先の高さと硬さ、
笑うとき上口唇が挙がりにくい
・・・ことが辛く、
また右鼻翼基部の硬さと張り感も
気になっていました。
患者様は全摘を希望していたのですが、
全摘による鼻孔縁の上昇を回避するために
延長移植軟骨減量術を選択しました。
修正術(延長術から67日目)は以下でした。
・延長移植肋軟骨減量術
・下外側鼻軟骨修正術+耳珠軟骨移植術
・右梨状口縁部移植軟骨摘出術
鼻中隔延長に対する
延長軟骨全摘、亜全摘、減量術は
多くのケースで、
術後、鼻翼縁の傾斜角が広くなり、
正面から鼻穴が見えやすくなります。
そのため下外側鼻軟骨形成術(修正術)で
鼻孔縁が過度に挙がらないよう防ぎます。
↓本ケースの鼻翼縁の変化です
右画像:術前 左画像:術後7ヶ月
鼻翼縁の傾斜を示す赤ラインが変化しました
↓術前 正面から
↓術後7ヶ月
鼻尖が太かったので
鼻尖の狭小化も行いました
↓術前 斜め左前から
↓術後7ヶ月
鼻尖の突出感は軽減しました
↓術前 斜め左前から
↓術後7ヶ月
鼻翼縁の傾斜が変化し、
やや鼻孔縁が挙がりました
↓術前 横から
↓術後7ヶ月
延長肋軟骨を減量することで
上口唇が挙がりやすくなり、
笑うときの違和感は消失しました。
減量術では鼻翼縁がやや勾配ある傾斜になりますが、
鼻唇角はそれ程大きくなりません。
一方全摘では、下外側鼻軟骨修正を行っても
鼻翼縁が急な勾配になるとともに
鼻唇角も大きくなり、
正面から鼻穴が見えてしまうケースがあります。
減量術のデメリットは
延長移植軟骨が残っているので
鼻尖鼻柱に自由度はないままで
鼻先が硬く感じることです。
この患者様は
さらに鼻尖を低く、
また動く鼻を希望しているため、
今後全摘術を検討しています。
手術料金(モニター)
・鼻中隔部修正術:400,000円+税
・鼻尖修正術:500,000円+税
・貴族手術・軟骨摘出術(右のみ):150,000円+税
別途術前検査料、診察料、
麻酔・薬剤料金がかかります。
*2023年1月時点の料金です
******************
銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也
日本美容外科学会(JSAPS)専門医、評議員
日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会 美容外科分野指導医
*******************
ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/
手術サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.co