1年前に

寄贈軟骨で鼻中隔延長術を受け、

以下の点で来院されました。

 

・寄贈軟骨を完全に摘出したい

・鼻先が予想外に高くなり、皮膚が薄くなった

・笑うとき、鼻柱基部が固定されており、

 違和感がある

・鼻柱が太くなった

・鼻尖鼻柱が左に傾いた

 

患者様は

詳細の手術内容について

知らされていなかったため、

修正術を行う前に

鼻中隔MRI検査を行いました。

 

MRI画像より以下が判明しました。

 

・鼻中隔軟骨後方が採取され、

 この軟骨と寄贈軟骨による

 鼻中隔延長術であったと考えられた

・鼻柱側鼻中隔軟骨部から

 左右内側脚の間(鼻柱内)に

 耳の軟骨が移植されており、

 鼻柱が太くなっており、

 笑いにくい原因になっていた

・元々鼻中隔弯曲があった上、

 鼻中隔軟骨が採取されることで

 鼻尖鼻柱が傾いたと推察された

 

以上より

次の手術を行いました。

①:鼻尖皮膚が薄くなっており、

 1回目の手術はオープン・アプローチで

 鼻尖部皮下剥離術を行った

②:①の手術から1週間後に

 ・寄贈軟骨全摘

 ・鼻柱部を太くし、笑いにくくしていた

 耳軟骨のストラットを摘出

 ・新たに採取した耳珠軟骨で

 延長移植軟骨である鼻中隔軟骨を補強固定した上、

 鼻尖を低くするため延長軟骨を減量

 ・下外側鼻軟骨の正中縫合時、可能な範囲で

 鼻尖鼻柱の左側への偏位を修正

 *肋軟骨による再鼻中隔延長術でないため

    鼻尖鼻柱に偏位を解消できません

 ・鼻尖~鼻尖頭側に細片耳軟骨移植術

 ・鼻尖部に真皮脂肪移植術

 

現在

2回目の修正再建術から

3か月が経ちました。

 

 

↓術前 正面

↓術後3か月

 

 

 

↓術前 斜め前から

↓術後3か月

 

 

 

↓術前 横から

↓術後3か月

 

 

 

↓術前 下から

↓術後3か月

 

 

真皮脂肪は生着しており、

鼻尖の皮膚の薄さは改善しました。

また術前に認めた

鼻柱基部の違和感は消失し、

笑ったときのツッパリ感はなくなりました。

一方、鼻尖の高さ、鼻柱の幅も自然になりました。

 

修正術前のMRI検査では

鼻中隔は大きく偏位しており、

この程度の鼻柱偏位は

受け入れて頂くことになります。

 

 

 

手術料金

1回目 鼻尖部遷延術(皮下剥離術) 

           330,000円(税込)

2回目 修正再建術

     鼻中隔部修正(寄贈軟骨摘出、補強術、減量術) 

           550,000円(税込)

     耳珠軟骨移植術

           275,000円(税込)

     鼻尖部修正(下外側鼻軟骨修正)

           330,000円(税込)

     鼻尖部真皮脂肪移植術

           330,000円(税込)

     合計149,000円(税込)

*別途術前検査料、診察料、

麻酔・薬剤料金がかかります。

 

 

 

 

 

銀座すみれの花形成クリニック

 *日本形成外科学会 美容外科教育関連施設
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

 

日本形成外科学会専門医

 

日本形成外科学会 美容外科分野指導医


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